Protein NMR Spectroscopy, Second Edition: Principles and Practice
価格: ¥8,486
本書『Protein NMR Spectroscopy』は、NMR分光学を総合的かつ理論的に取り扱うだけでなく、溶液中の蛋白質やその他の生体高分子に適用できる実験法の発展的な解説までに及ぶ実践的な専門書である。まずシンプルな理論モデルや実験方法などについての解説から始まり、このProtein NMR Spectroscopyでは、最も洗練されたNMR実験を理解し実施するために必要な、理論的原理と実験方法の完全なレパートリーを展開する。
1996年に、このベストセラーとなった本書が出版されてからも、NMR分光学の分野では、重要な新技術や新しい応用例などが生み出された。今回の第2版では、新たに、構造決定のための残余双機子結合係数を測定し使用する方法や、TROSYや重水素標識の大型高分子への応用方法、構造動力学を特徴づけるための実験技術などを解説している。それに加えて、器具類の取り扱い、信号収集、場の勾配、多次元分光学、構造計算の各項が、更新され補強された。
『Protein NMR Spectroscopy』は大学院レベルのテキストであり、NMR分光学を現在使用していたり、この分野の最新の発展情報を理解したいと考えている生化学者、化学者、そして構造生物学者の方々にとっても興味深い1冊となるだろう。
特徴
・生物学的NMR分光学にとって重要な理論上の原理が理解できる。
・最新の多次元NMR実験をいかに、トラブルをおこすことなく、最大の効果をあげつつ実施するかが分かる。
・蛋白質の構造と力学研究の為の効果的な実験プロトコルをデザインできるようになる。
・実験方法の検証の際に参考となるユビキチンのNMRスペクトル例一式を収録。