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栗本薫・中島梓---JUNEからグイン・サーガまで (らんぷの本/マスコット)

価格: ¥1,680
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: 河出書房新社
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未読だけれどもいずれかは読みたい作家 ★★★★★
この方の訃報を聞いたとき、
ふと思いました。
「もうグイン・サーガは終わることがないんだ…」

残念ながら彼女の著作は
いまだに読んではいません。
ただし「グイン・サーガ」とか
その他のシリーズものの存在は知っていました。
そして耽美小説に関しても…

しかしすべてを読んで思ったこと。
すごい想像力のある人だな、と。
こんなに多岐なジャンルを書く人は
そうそういないと思います。

そして、著者へ
お疲れ様でした。
そして、素敵な作品をありがとう。
栗本薫・中島梓全活動/終わりの無い物語の終局を想う ★★★★★
これまで、グイン・サーガ単体に焦点を合わせた書籍はあったが、栗本薫・中島梓の全活動に満遍なく光を当てたものは無かった。
その意味で、著者は素晴らしい仕事をしたと思う。
グインのみならず、魔界水滸伝、その他のSF、伊集院大輔シリーズを筆頭とするミステリー、JUNE小説、評論、演劇等、いかに栗本薫・中島梓の活動範囲が広かったかということを改めて認識させられる。
また、幼少期から作家活動に至るまでの背景にも触れられ表現者になるべくしてなった姿が浮かび上がる。
彼女の死でしか、その活動を回顧する機会を与えられなかった事が悔やまれる。

著者の解説はあたりさわりなく必要最低限であり、やはり広く浅くといった印象は否めない。
しかし、約半分がカラーページで、表紙イラストをはじめとした多数の図版、原稿写真、執筆環境等を見ることができるのはファンにとっては非常に喜ばしい。

個人的には、やはりグインの創作ノートについての部分が気になる。
豪華本の付録として公開された部分に比べれば、わずかな量の写真だが、その一枚からは最終巻として予定されていた「豹頭王の花嫁」に至る流れを想像させるメモ書きを見ることができる。

出来ることであれば、創作ノートは小出しにせず、単体で書籍化を希望したい。
例え、それらがただのメモ書きの集合だったとしても、そこから終わらない物語の終局を想い過ごしたいのは、私ひとりだけではないはずだ。
ファン、必携の本 ★★★★★
帯に「稀代のストーリーテラーの全軌跡!!」とありますが、まさにこの1冊を読むと、栗本薫(中島梓)の作品がいかに生まれたかが実に良く解ります。

ライフワークの「グイン・サーガ」にしても、3冊の創作ノートから、彼女の「グイン・サーガ」構想の動きが手に取る様に良く解ります。
そして、未完に終わったこの物語の終局がどんなものになるかも図り知ることが出来ます。

又、この2つのペンネーム以外にも数多くのペンネームを持っており、その著作の内容によって使い分けていたようです。
中でも、ジュスティーヌ・セリエと言うフランス名のペンネームは、その筋では有名な様で森茉莉の影響が強く感じられます。

もちろん、「グイン・サーガ」を目指したのは「コナン・シリーズ」の感化によるもので、それに関連する記述もきちんと揃っています。

何と言っても嬉しいのが、「グイン・サーガ」を彩った挿絵の数々です。
そこに記された画家との関係は、その素晴らしい原画が生まれた事を納得のゆくものにしています。

作者のファンであれば、是非とも持っていたい本でしょう。