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不撓不屈〈上〉 (新潮文庫)

価格: ¥500
カテゴリ: 文庫
ブランド: 新潮社
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信念の昭和人 ★★★★★
自らの税制・会計解釈を「税とは、会計とは」という理念から実用に昇華させ、その筋金入りの碩学で
彼を貶めようとする国税の高級官僚も論破した飯塚氏は、怨念ともいえる仕打ちで訴訟を起こされます。

部下が捕まり、客も離れ、完全に追い詰められた状況でも決して信念を曲げず、最後は自分を支持する
有力者たちも巻き込んで裁判に勝利する姿は、昭和世代(私の親の世代ですが)の気骨を十分に感じさせ
感動させてくれます。

その後も会計の大家として、実業化として日本の会計を草の根から底上げした氏の胆力・努力には
感服せざるを得ません。

戦後の偉人というと松下やホンダの創業者が良く知られるとこですが、あらゆるジャンルで日本を
敗戦国から先進国へ押し上げた隠れた英雄がいることをこの本は教えてくれます。
夢中になる面白さ ★★★★★
何気なく買った本ですが、非常に内容がリアルで面白いです。
飯塚事件を中心に話は始まりますが、その飯塚毅と言う人間の生き様と考え方は素晴らしいです。
正直、私は飯塚事件なる物も全く知りませんでした。
下巻が非常に楽しみです。
会計士と政治 ★★★★★
すんごく感動はできるんだけれどもだな・・・
税務当局がいくらDQNだからって当人だって政治家を使っているわけで
正義を貫くためには恐るべき精神力の上に政治家とのつながりも必要なんだ、と
政治権力と官僚の権力が対立していたことで解決された事件ともいえる
筋を通すためには政治の力も必要、というところなんだろうな
大物政治家の賛同が得られたのはむろん当人の生き様が共感を呼んだからなんだが
日本人離れ? ★★★★☆
実は、直前に「燃ゆるとき」をよんでこちらを読んだので、
よけいに際立ったのかもしれませんが、日本人離れしていますね。
とうぜん、いい意味でですけども。
ただ、疑問のあるところは、みんなの前でコテンパンにするのでなく
場所を変えて話し合えば、いいのにナーと素直に思うのは、
私だけでしょうか?
しかし、基本の正義を貫く姿勢は大切ですし、こうゆう人の
おかげで日本が良くなってきたことは良くわかりました。
かっこよすぎない? ★★★☆☆
映画も観ました。
時代背景が、現代とは大きく異なる点で比べようもない(想像しにくい)ことを割り引いても、やや美化しすぎて描かれている。
(TKCに気をつかっての表現ともとれるが)
その意味で、団塊の世代向け?

とはいえ、国家に挑んでいく姿勢については心打たれるものがある。
今の時代にはなくなったかもしれない気骨。
これを失ってはいけないと感じた。