タタカイノソラ
★★★★★
起の1巻
承の2巻
転の3巻
を額面通りに受け取ったような構成です。
1〜2巻はやや評価が低かったですが、ようやく盛り上がってきました。
ついに闘いの空へと狩り出される飛空学校の生徒達、ジュナイブルの王道のような展開です。
本物の戦争を前にしてはどんなクラスメイトでも「仲間」として意識せざるを得ない。
カルエルもその事を通じ人間として成長していきます。
ライターさんは空の戦いの描写が追憶の頃に比べよくなってますね。
物語的に映える複座式飛空機という要素をキチっと活かして来てると思います。
字巻以降もますます楽しみになりました。文句無しに☆5で。
鳥肌がやばい
★★★★★
あくまで素人の感想です
『とある飛行士の恋歌』の1・2巻から徐々にストーリーが展開されて2巻の最後に『とある飛行士の追憶』とのつながりがありました
その時も鳥肌はヤバかったです
3巻では前巻同様に笑い話があったり、絆を感じさせられたりといいとこづくしでした
ある場面では戦争の厳しさがあるとこもありました
そして、なんといっても最後はこのシリーズを読んでる人には必見です
とにかく3巻を含め、とある飛行士シリーズは教養が着くいい作品です
幸せな時間と残酷な現実
★★★★★
『飛空士』シリーズは読んでいたので、3巻は発売日に買ったものの読まずに放置していました。
ふと読んだ、みなさんのレビューを見て高評価だったので慌てて読みました。
前半部分は相変わらず退屈…もう少しエピソードを削って開戦までを2巻までにまとめてくれたら良かったのに…。
ところが、フラグが立った所から物語は一気に進行して行きます。
学生が大人の勝手な都合で、危険な任務に向かいます。
それぞれが、戦争という現実の中で大切な物を見つけ、そして無くしていきます。
作者の文章がその場面を詳細に頭の中に描かせます。どんどんと引き込まれます。
電車の中で泣きそうになり、涙を堪えて本を閉じました。
あのまま読んでいたら確実に泣いていた…。
今まで光の当たっていなかった登場人物達がとにかく素晴らしい。
そして3巻最終章の「鳥の名前」。この意味を知った時鳥肌が立ちました!
静かな空戦のシーンの描写は流石でした。
早く4巻が読みたくてたまらない。
そして『追憶』の映画の情報が早く欲しい。
まさに急転直下
★★★★★
スカイ・オペラが本格始動。
ほのぼのとした学園ドラマや上層部の人達の意外な一面なんかに和んでいたら、
まさかの後半が衝撃的すぎました・・・。
あっけなく破られる平和な日常。
誰もがその誇りのために、守りたいもののために戦い、散っていく。
これまで嫌というほど暗示させられていたものだけど、
いざそのときが来ると、その姿に胸が打たれるし、苦しくて仕方ない。
空戦シーンの臨場感が素晴らしいせいで、
圧倒的な敵戦力にじわじわと追い詰められていくのは気が気じゃありませんでした。
次に誰が犠牲になってもおかしくないという、これまでと違う異常な状況に
カルエル達の受けた衝撃や想いがダイレクトに伝わってきて、こっちまで不安になってくる。
そんなピンチに、颯爽と現れたあの人の頼もしさは異常だったし、
あのマークや最後の手紙から、これからの展開に対するドキドキ感もうなぎ登りです。
しかし、この現実の苛烈さを知ってしまった彼らがどうなるのか同時に心配。
クレアにもこれから辛い展開が待っていそうだし・・。
1巻、2巻は3巻のための布石だった
★★★★★
ようやっと物語が転がり始めました。
前半はホンワカとした学園ストーリー丸出しだったが、ところがどっこい、中盤以降は激しい戦闘シーンの連続。
容赦ない怒涛の展開が彼ら若者を呑み込んでいくわけだが、まさか、こんな展開をもってこようなんて、2巻の時点では予想だにできなかった。
途中、登場人物が分り易いフラグを立ててくれたもんだから、読んでいる最中、いつだ、いつだとヒヤヒヤものだった。
中盤以降はまさに本に齧り付いて読んでいたわけだけど、後半の盛り上がり方は異常。しかも、こんな引きズルイよ〜。
※シズカの活躍シーンを描きたいのはわかったから、早くレヴィアタンの続きも書いてくれ。