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鎌倉ものがたり (1) (双葉文庫―名作シリーズ)

価格: ¥600
カテゴリ: 文庫
ブランド: 双葉社
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:西岸良平/著 出版社名:双葉社 シリーズ名:双葉文庫 名作シリーズ 発行年月:1999年10月 関連キーワード:カマクラ モノガタリ 1 フタバ ブンコ メイサク シリーズ かまくら ものがたり 1 ふたば ぶんこ めいさく しりーず、 フタバシヤ 7336 ふたばしや 7336、 フタバシヤ 7336 ふたばしや 7336
妖異性の強いユーモア・ミステリを中心に西岸ワールド全開の作品 ★★★★☆
「三丁目の夕日」で有名な作者が鎌倉を舞台に、主に妖異譚を語って聞かせる作品。主人公はミステリ作家の一色正和。タヌキの警官がいる等、初めから鎌倉では人間と動物と妖怪とが共存するという前提で、難事件相手に一色が名(迷)推理を繰り広げると言う趣向。初期の数作を除くと"ほのぼの"タッチが貫かれており、好感が持てる。

迷推理と書いた通り、解決が一色の一人合点で、妖異は妖異のまま残る場合も多い。魔王が作中に出て来たりもする。人間どうしのギスギスした関係や過度の合理性は作者の好みではないのだろう。また、鎌倉案内と言う意味合いも少しあると思う。作者の鉄道好きは有名だが、「江ノ電」が頻繁に登場するのは「鉄ちゃん」には嬉しい所。事件とは縁のない「三丁目の夕日」風人情話もあり、西岸ワールド全開である。

松本清一と言う、明らかに松本清張氏から取った名前を持つミステリ作家が登場したりもする。鎌倉には昔から文士の家が多いという事実に依っているのかもしれない。とにかく、鎌倉ではこんな妖異譚が起こっても不自然ではないと、読者に無意識に思わせる力量はたいしたもの。妖異性の強いユーモア・ミステリ、鎌倉の風情、人情話が纏めて味わえる楽しい作品。
文庫サイズ 第一巻 ★★★★☆
1話 あこがれの街
2話 隠れ里の花嫁
3話 幼なじみ
4話 納戸の中でドッキリ
5話 房総の鬼
6話 盗まれた国宝
7話 真夏の訪問者
8話 大銀杏殺人事件
9話 団体旅行
10話 西御門のかぐや姫
11話 閻魔堂の怪異
12話 竜神伝説
13話 鬼婆
14話 鎌倉の昼と夜
15話 たたり
不思議でレトロでほっとする ★★★☆☆
 鎌倉を舞台にし色んな事件が起こります。主人公の作家と古くから鎌倉に住む妖怪たちと鎌倉がいい味出してます。
 ミステリアスでも人情があってほっとするお話が一話完結でのってます。読みながら縁側に行ってお茶をすすりましょう。