「いい子でいるとやくそくしても、こざるはわすれっぽいもの…」ひとまねこざるのジョージは、黄色いぼうしのおじさんと、映画を見に行きました。長い間待たされて、ようやく映画館の中へ! おじさんはポップコーンを買いに行きました。さあ、映画が始まります。おや、知りたがりやのジョージが、さっそくなにかに興味をもちましたよ。劇場の後ろで何かが光っています。あそこから映画が出てくるのかな? いてもたってもいられなくなったジョージは――さあ、たいへん。映画のフィルムでぐるぐる巻きに。映画を見ていたお客さんも、いったい何事かと大騒ぎ。でもだいじょうぶ。ジョージはいつもの機転をきかせてピンチを脱します。
現代技術の力でひとまねこざるのジョージが帰ってきた。原作本のキャラクターをもとに、マーガレット・レイとH・A・レイのスタイルで描かれたCD-ROMが、ヴァイパ・インタラクティヴ社より発売。昔ながらの絵本と最新技術の融合は、厳しい批評家たち――幼い子どもたち――にもきっとすんなり受け入れてもらえるはず。ジョージはやっぱりジョージだから。ジョージの活躍ぶりがもっと見たい? それならばぜひ『The Complete Adventures of Curious George』をごらんあれ。(4~8才児向け)(Emilie Coulter, Amazon.com)