14タイトル収録されたEPMDのアルバム第三弾は、一番つぱっていて、影響力が大きい作品だ。このロングアイランド出身のデュオ、エリック・サーモンとパリッシュ・スミスは1990年までに自分たちのビートメイキングの形を完成させた。ボコーダグル、ロジャー・トラウトマンのファンクを急襲する必要もない。「Gold Digger」の物質的な女のグルーピーたちに対する禁欲的なコメント、「Manslaughter」の戦場のような激しいリズムなど、ハードコアリズムとラップファンダンスリズムトラックを混合していつもの力を発揮する。これがラップファンを説得力をもって惹きつけるこのデュオの強みになっている。「Rampage」では燃えつきてしまったLL・クール・Jを生き返らせているし、「Hardcore」と「Brothers on My Jock」は レッドマンをMC ビジネスに紹介した。このバンドは辺鄙な場所がショッピングモール以外のものを生み出すことができるいうことを証明した。