And Then There Was X
価格: ¥1,265
世界中の叫び声を集めても、DMXの困惑した魂を損なうことはできない。マルチプラチナムに輝いたダークマンXが、抑揚のない声と彼の売りである断片的な調子で語り、諭し、そして秘密を打ち明ける。酒屋強盗、凶暴な殺人計画、年下のヤツらにストリートの掟を伝授するメロドラマ的な語り口は彼のお決まり芸だ。「Angel」では彼の内的葛藤がXと神と会話という形で表現され、その他の曲も状況を違った角度から見ることができる(例えば反動)Xのキャラクターに深さを加味している。皆で声を合わせて歌う「What's My Name」では、「オレに友達はひとりもいない。イヤなやつなんだ」と語るDMXにとって、金も名声も人気も、真の幸福にはつながらないことを断言している。