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衆愚の時代 (新潮新書)

価格: ¥714
カテゴリ: 新書
ブランド: 新潮社
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愚本の時代 ★☆☆☆☆
一部は、テレビコメンテーターへの茶の間的ツッコミ。
一部は、現実を逃避する若者をでっちあげてのお説教。
一部は、現場を知らない学者が何を言ってるんだという文句。
一部は、元サラリーマンによるサラリーマン自慢。
一部は、株が博打だという至極当たり前の話。
一部は、年配者の気持ちをまったく無視した夢見話。
一部は、官僚も民主党もなっちゃいないという御託・・・。

この本で著者は、偽善的な社会に対して毒を吐いているようなのですが、
その毒に切れ味がありません。新味もありません。
ネットで不満を語り合う若者に対して
「いったい、今の世の中がどれほど悪いというのでしょう。」と語る一方で、
民主党や官僚を批判して今の日本は不幸だと嘆いてもいます。
矛盾点はもとより、思慮を欠いた主張と軽薄な物言いが目に余ります。
この程度の話なら、飲み屋でするだけにしていただきたかった。
「衆愚の時代」という大袈裟なタイトルに、
羊頭狗肉で儲けようとする出版社のあざとさを感じます。
著者自身が大衆迎合している本。期待はずれ。 ★☆☆☆☆
全編を通して「一般にメディアで言われてる」論調を否定していますが、
著者の意見自体がどこかで見たことあるような論調で、
独自性が感じられませんでした。
それこそネットなどにおける「大衆」と論じてることはあまり変わらず、
ある意味、著者自身が大衆迎合していると言えます。

一見すると鋭いことを言っているようですが、
矛盾やツッコミどころもけっこうあります。
論調が極端なだけに荒削りなのはしょうがないのですが…
私には合いませんでした。
浅い ★★☆☆☆
タイトルに引かれて購入。
確かにテレビに出てくるコメンテーターなどの論調に違和感を感じることはよくあるし、同意できる内容もある。

が、他の多くの方のレビュー同様、
・数字的な根拠や資料が皆無に近い
・後半はほとんど酔っぱらいの若者に対する愚痴
・論理展開が稚拙

年に何回が引いてしまう「買わなきゃよかった本」を引いてしまったという感じです。
日常の違和感を代弁してくれている ★★★★☆
TVニュースや売れっ子コメンテーターのコメントを聴き違和感を持つことは日常よくある事である。
本書はこうした「エセ正論」に対し著者の本音で間違い(矛盾)を提示し問題提起している。

例えば、年末の派遣村の報道をみて派遣社員に対する雇用の確保の必要性を訴えていたマスコミに対して強い違和感を訴えている。
当時「派遣切りは当然だろう」という論調は皆無であった記憶があるが、著者は「何故派遣切りが起きるか」などを丁寧に説明したうえで派遣切りの正当性を説明している。
また、「弱者の視点」と言えば受け手が思考停止になる空気に対する誤りを指摘。
その感覚は非常に真っ当だ。

こうした一般的に正論とされている意見に対する反論は、極めてエネルギーを要することだと思う(放っておけばいいのに…)。
しかし、敢えて反論されるのを覚悟で自己の思いを一冊にした著者には共感するところが多かった。

ただ、欠点は各テーマに対するデータなどが皆無であったため、(真面目な)読者には「検証できないだろう」と突っ込まれる点である。
常識的な視点を持ったおじさんと居酒屋で語った感じの一冊であった。
浅薄な 視点で斬るよ 「偽善」をね ★★☆☆☆
0.タイトルの「偽善」は、カバーより引用。
1.内容
今の日本には、弱者の味方的な、偽善的な言論がはびこっている。しかし、弱者の側に問題はないのだろうか?このような視点で、派遣労働者の問題、教育問題、卒業後の就職問題などを論じた本。
2.評価
第5章や、p67の「管理職の社内登用試験」などのアイデアは悪くないので、星1つにはしないが、全般的に、政治的・経済的・社会的に浅薄な視点で、自分の気に入らないことに対してくだを巻いているに過ぎず、「作家」(著者の肩書き)というより、著者の表現で言えば、「ネットで愚痴るバカ」(p53。なお、ネット言論が「バカ」であることを意味はしません。あくまで著者の論旨に沿ったもの)未満のレベルであった。以下何点か。(1)派遣労働者がクビになりやすいのは仕方ないとしても、著者が言っているような、過度に派遣労働者の責に帰する態度は妥当ではない。そもそも条件は派遣労働者が示しているわけではないし(企業が誘引している)、派遣労働者即企業の役にたたないとはならないからである(それよりも、派遣労働者と正社員の不平等を問う視点が欲しい)。(2)全般的に正社員で我慢しろ的なトーンが多いが、「市場」(p74など)なのだから、労働者が選択することを否定は出来ない(否定(正社員で我慢しろ、は含む)するなら「市場」ではない)。(3)「学費を調達する術」(p128)についても、高等教育(大学)についても「無償教育の漸進的な導入」(経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約第13条第2項(c)。なお、日本は未批准)がうたわれていることも考慮してないダメな問題意識である。以上、本レビューで強調したことを加えて、内容の8割がバカバカしく、2割もパレートの法則みたいな重要性もないので、星2つ。