ヘイトブリードの容赦なさは、元オッズフェストの同僚たちが恥ずかしくなるぐらいヘビー。コネチカット育ちの5人組は保守的なハードロックにデスメタルの緊張感を加え、メタルコアなサウンドを作り出している。メロディックなギターとダブルキックドラムは、エントムベッドやダンジングのツアーにも合いそうだ。ヘイトブリードのメジャーレーベルからのデビューアルバムとなった、『Perseverance』この人気の前衛バンドは彼らの音楽的、詩的ポリシー、そして攻撃性においても妥協せずに、勢いのいい16曲がそれぞれ3分以内に収めている。「You're Never Alone」ではヴォーカルのジェイミー・ジェスタが観衆に向かって「これは行き場所のない若者たちのための歌だ」と叫び、「憎しみを正しいことをするために使え」と励ます。皆が一緒になってシャウトする「I Will Be Heard」、スピード感あふれるパンクモッシュマニア「We Still Fight」を聴けばきっと血圧が上がる。スレイヤー・アンド・パンテラの音楽が耳に心地よいと感じる人なら、これは処方箋のようなもの。