Beggars Banquet
価格: ¥1,618
ストーンズが初めて自らのアイデンティティを確立したといえる、68年発表の重要作にして大傑作。アルバム全体をブルージーな空気が漂う。聴けば聴くほど深くしみこむような魔性の魅力を備えた作品だ。
全編をとおして充実の楽曲で埋め尽くされているが、なかでも<1>は、ニッキー・ホプキンスによるリズミカルなピアノと、アフリカ・ヴードゥー的なパーカッション、風変わりなコーラスや黙々と突き進むベース、それにまさしく悪魔的なミックのヴォーカルが独自の雰囲気を醸しだす名曲。また<6>も、時代の空気を封印した記念碑的な曲である。(麻路 稔)