インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

失敗のメカニズム―忘れ物から巨大事故まで (角川ソフィア文庫)

価格: ¥679
カテゴリ: 文庫
ブランド: 角川書店
Amazon.co.jpで確認
ヒューマンエラーに注目した失敗学 ★★★★☆
失敗のメカニズムというと、畑村洋太郎氏の「失敗学」がまず思い浮かぶが、本書の特徴はヒューマンエラーを中心に解説しているところである。
事故やトラブルを引き起こす原因は、システムや構造、人間関係など様々な要因が絡んで複雑だが、最後のきっかけがヒューマンエラーであることが多いのもの事実。

したがってヒューマンエラーが現れるメカニズムを知ることは失敗や失敗に起因する事故やトラブルを減らすために重要となる。

本書は心理的な要因について多くの紙面を割いており、ヒューマンエラーに関する項目はほぼ網羅しているのではないかと思うくらいだが、若干読みにくい。
事例の取り上げ方も体系的というより、知っている事例をあてはめたような印象があり残念。

とはいえ、本書の価値は高い。
製造業だけでなく、どの業界にも通用する内容である。
お勧めの一冊 ★★★★☆
仕事がら、ヒューマンエラーがシステム障害につながるため、なぜ人は失敗するのかということを論理的に説明していたのでためになった。個人的にはエラーを下記の3つに分類されることを知ってなるほど!って思った。

・入力エラー(認知・確認のミス)
・媒介エラー(判断・決定のミス)
・出力エラー(操作・動作のミス)

エラーはどれかに分類できるので、そのエラーが起こった原因を突き止めることで再発防止が図れますね。仕事に直結できる勉強になる一冊でした。


気軽に読める入門書 ★★★★★
この本は2つのエディションがあるのですが,角川ソフィア文庫のものは値段が安く,文庫サイズとあって気軽に読むことができます.非常にコストパフォーマンスに優れた入門書であると思います.

漠然と認知や人間工学などに興味がある方にとっては非常に心強い本だと断言できます.この分野全体を見渡すことができ,より興味ある分野へ進むのがいいでしょう.
内容としては非常に読みやすいです.事例が豊富に用いられているために現実味がわいてくるつくりに好感を覚えました.

私が読んできた安全工学,人間工学,認知科学を扱った内容の中では非常に平易で,万人に薦められる本だと感じました.
興味があるのであれば,ぜひ読んでみることをオススメします.
平易な専門書 ★★★★★
一般書というよりは、平易な専門書。 人間はなぜミスを犯すかということを、 現象、知覚、認知、環境、デザインなどの観点から多角的に述べている。 一方で、ヒューマンエラーを抑制するためにどのような策が挙げられるかについて述べ、その効果について検討を行っている。

読者がどのような立場にいようと、この書を一度読んでおくことで、様々なミスが何に起因するかを理解することが出来る。一方で、ミスが行ったとき、どこに主たる問題点があったのかを切り分けて考えられるようになる。分かりにくい部分があっても、文中に多く含まれている図や自分チェックシートなどが理解を助けるため、読み逃しのようなエラーもなるべく減らせるような配慮もある。

万人にお勧めできる至極の一冊。
読みやすい入門書だが、やや物足りない ★★★☆☆
広い内容を扱っている点や、身近な具体例が多く登場する点で人間工学や安全工学分野の入門書として非常に読みやすい一冊だ。 動作のスキーマが形成されて、無意識に動作が行われる話や、動作をアフォードする形状などの話題は一般読者でも興味深く読めることと思う。 章末に参考文献リストがあるのも入門者向けには親切だ。章末に章毎のまとめ(失敗事例のメカニズムと改善指針など)でもあればさらに役立つ啓蒙書となっただろう。 テーマが幅広い分、ボリュームは少な目なので、物足りない気がする読者は参考文献リストに従って関連の本を数冊読んでみることだ。