「いくつになっても相変わらずな私は / いまでも臆病で」というサビ前のフレーズが深く心に入り込んでくる。静かに楽曲をスタートさせ、サビでドラマティックに盛り上がる構成は彼女の得意とするところであり特に目新しい要素は感じないが、作詞家としての能力の高さには、やはり注目すべきものがある。
自らの心象風景をリアルに描きながら、何百万人という人々の感情とリンクしていく。そんなことができるのは、やはり、彼女だけなのだろう。そんなことを考えずにはいられない31枚目のシングル。「SEASONS」のアコースティック・バージョンほか、4曲7バージョンを収録している。(森 朋之)