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天体と軌道の力学

価格: ¥4,830
カテゴリ: 単行本
ブランド: 東京大学出版会
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数式だらけで難しいです ★★★☆☆
書かれているレビューを読んで難しそうだな、と思ってたのですがやっぱり難しい本でした。
私の数学知識(高校の微分積分と大学で少し)では章の初めの数式に少し付いていくのが精一杯でした。
ただ数式を飛ばして読んでいくと面白いことが幾つか書いてあります。
地球の内部をくり貫いたら、その空間内は無重力である、ということの証明や、
ホーマン軌道は加速量を最小にすることの証明、ボイジャー1号のスイングバイの検証、などです。
それでも5章以降はかなり難解な数式のオンパレードで、流し読みも厄介です。

値段も安くはないですし、初めて惑星などの軌道計算をしてみようと思う人には向いてないです。
天体力学の決定版 ★★★★★
東大天文学科における著者の講義を基に書かれた、本格的教科書。基本であるケプラーの法則から2体問題に入り、制限3体問題、摂動論までを幅広く網羅している。全ての理論式を高度な手法でなく、基本方程式から導出している点、加えて、重要な概念は複数のアプローチを提示することで基本理解の充実を試みている点はエレガント。応用として人工衛星の軌道論(ホーマン軌道、スイングバイ等)も充実しており、この分野の理論的側面に関心がある方にはお勧めである。セクションごとに練習問題もあり、理解を促している。
数式導出の途中過程もかなり詳しい。著者は初等微積分、線形代数及び微分方程式の知識を要求するが、理工系大学の物理学及び解析学を一度目にした方でないと難しいと思われる。
大学程度の数学力がある方で、天体や人工衛星の運動の独学を試みる方には格好のテキストと言える。