大学卒業から2年、ヘジン（キム・ギョリ）の元へサークル時代の友人ソネ（チェ・ジョンユン）が訪ねてきた。彼女は、かつて死んだはずのギョンア（ハ・ジウォン）の影に脅かされていた。そしてまもなくして、仲間たちが次々とギョンアの呪いで殺されていく…。
 『ボイス』で知られるアン・ビョンギ監督が、その前に撮った戦慄の韓流ホラー映画。2年前、サークル（“ア・フュー・グッドメン”という名前が映画的でいい）内で何かが起きたのかという謎がひとつの鍵になっているが、そのあたりは観ていてすぐに見当がつく。やはり見どころは、ハ・ジウォンの恐るべき亡霊演技にあるだろう。また、『ボイス』もそうだったが、この監督、少女の不気味な姿を捉えさせたら右に出る者はいない。『女校怪談』に続くホラー映画で、キム・ギョリが麗しい存在感を示しているのもいい。（的田也寸志）