多くの2～5歳児が昼夜を忘れて夢中になるエルモズ・ワールドの中でも、このバースデー、ゲーム＆モアは傑作のひとつに入るだろう。ちっちゃな赤毛のエルモはまず、ドロシーの「プレゼントはどうやって包むの？」というひっきりなしの質問に答えて、きれいな色とりどりのリボンでプレゼントを飾りつける子どもたちといっしょに、お誕生日の楽しい雰囲気を盛り上げる。それからバースデー・チャンネルをつけて、福人形、ピニャータをたたいてお菓子を取り出そうと大騒ぎのメキシコの子どもたち、手を使わずに帽子をかぶろうと懸命にかがみ込むイスラエルの子どもたちなどを見に行く忙しい旅に出る。おしゃべりバースデー・ケーキとお話したあとは、ゲームの時間だ。ぽっちゃりした赤ちゃんの足の指を一本ずつ触りながら「ディス・リトル・ピギー」を歌ったり、電子メールでアーニーとあひるが登場し、かくれんぼをアレンジした「ハイド・アンド・ゴー・スクウィーク」を披露してくれたり、子どもたちが何人かで「ホエア・イズ・サムキン」を英語とスペイン語で歌いながらエルモを大喜びさせたりする。ゲームの次は、ペットのお話。いつも愉快な道化師ミスター・ヌードルがお魚にもて遊ばれたり、エルモのいたずら好きな引き出しが「ペットになるもの、ならないもの」を教えるためにレタス、トラ、そしてモンスターのテリーを次から次へと出してみせたりする。お友だちのアリサは自慢のペット、猫のフラッフィーと犬のスパイクを紹介してくれる。この抱腹絶倒の60分ビデオ、バースデー、ゲーム＆モアはエルモズ・ワールドの住人になりたい人たちには、ほこりをかぶる暇なんかないくらい何度もリピートして見てしまうお気に入りの1本になるだろう。（Tammy La Gorce, Amazon.com）