ジャム&ルイスによる名曲『シャンテズ・ゴット・ア・マン』でシンガーとしての立脚点を固めたシャンテ・ムーア。3rdアルバムの本作では、より成熟した彼女の歌声を堪能することができる。ジャズを出発点とする、彼女特有のスムースな唱法によるミディアム～スロウの魅力はもちろん、ファーストシングル <1>のストレートなダンスナンバーでのフレッシュな魅力は、これまでには見られなかった記念碑的な1曲だ。
   手掛けるはジャーメイン・デュプリ。彼のキャリアにおいても、ベストと呼べる作品だろう。（葵 文吾）