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映画を作りながら考えたこと

価格: ¥2,310
カテゴリ: 単行本
ブランド: 徳間書店
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高畑勲をもっと理解して欲しい ★★★★★
高畑勲っていう人は東大仏文を出ていて、その後東映動画に入社し、常人には理解し難い勉強を重ね、その博覧強記ぶりは類を見ないが、アニメの業界に入ってからの道行きは決して平坦では無く、自分の信じる表現を実現させる為、宮崎駿達と苦労を重ね、「太陽の王子ホルスの大冒険」を作ったけど、興行成績は散々で東映動画を追われるようにして辞め、その後日本のテレビアニメのエポックメイキングともいえる「アルプスの少女ハイジ」「母をたずねて三千里」「赤毛のアン」を生み出し、業界においては不動の地位を確立したが、氏の致命的な欠陥とも言える世渡りの下手さが災いし、必ずしも宮崎駿ほどには評価されていない。

しかし高畑の下で宮崎が演出の修行をする事が無ければ、宮崎は今日程脚光を浴びていなかっただろうし、人間の心理描写、演出の深さという点では、宮崎は高畑に遠く及ばないし、この本は氏の教養の深さに裏打ちされた演出プランの秘密が記されていて非常に面白い。ただ物足りないのは、氏の演出家としての人生の転換期となったであろう「アルプスの少女ハイジ」に関しての記述が無い事で、何故無いのか理解出来ない。何か隠された意図があるのであろうか。
「アニメ史」 ★★★★★
 初期のアニメにおいて貴重な証言が満載です。
 読みようによっては「アニメ史」になると思います。