ディズニーテーマパークのアトラクション「カントリーベア・ジャンボリー」を映画化、その名も『カントリー・ベアーズ』は1匹の子グマが自分探しの旅に出る物語。子グマのベアリーは両親からあふれんばかりの愛情を受けながらも、家の中でひとり疎外感を感じていた。ベアリーの可愛がられようを面白く思わない兄の一言をきっかけに家を飛び出した彼が向かった先はカントリー・ベア・ホール。そこは「違っていても分かり合える」場所だった。ところがホールはじきに取り壊されてしまうというのだ。落ち込むベアリーだったが、すぐに何とかしようと思い立つ。当時の人気バンド「カントリー・ベアーズ」を再結成してホールを救うことこそ自分の使命なのだと気づいたのだ。すでに別々の人生を送っているかつてのメンバーを呼び戻すのは到底無理なことに思われたが、ベアリーの説得に心を動かされ、メンバーたちの気持ちはたちまちひとつになる。そんな中でベアリーは自尊心を取り戻し、自分が家族にとってどんなに大切な存在であったかに気づくのだった。88分間にわたり、素晴らしい音楽と着ぐるみによるパフォーマンスを軸に、明るいユーモアを交え、個性の違うひとりひとりが力を合わせて努力することの素晴らしさを教えてくれる作品。（対象年齢4歳～9歳）（Tami Horiuchi, Amazon.com）