研修医時代はいつもポケットに入れて見直してました
★★★★★
聖路加の内科マニュアル。
病棟で見る主な疾患についての一般的な治療法・対処法が具体的にまとめられています。
薄くて持ち運びしやすいです。
内容が簡潔で密度が濃い上に、附表なども便利です。
研修初期には、ちょっと薬の量や、順番の記憶が曖昧なときなどを直ぐに調べられ、非常に役に立ちます。
ポケット版ではなくなりつつある
★★★★☆
だんだん情報量が増えて、改訂ごとに厚さが増してきています。
臨床では必要な情報をさっと調べられるポケット版が便利なのですが、
このままではワシントンマニュアルのような厚さになりそうです。
10年前に買った第5版くらいの厚さが使いやすかったのですが…。
詳細は自分で調べるので、最低限の情報だけに絞り込んでほしかった
というのが、個人的感想です。
でも中身はいいので、研修医には勧めています。勉強するなら
内科レジデントの鉄則を使うと効果的です。
これさえあれば
★★★★★
元々、内科初期研修として評判の良かった、聖路加国際病院のシニアレジデントさんたちが作成した、「使える」内科マニュアル。
「使える」ための条件としては
○症状から短時間で診断にたどり着くにはどうしたらいいか書いてある。
○診断がついたとき、とりあえずどうしたらいいかが書いてある。
○具体的に何をどうしたらいいかが急ぐ順番に書いてある。
大体この本を開くような時は、当直なり救急外来なりで、医者になって1−2年目、いままで経験したことのないような患者さんに出くわし、しかも、結構急を要する状態で、上の医者もいないというような状況で、ふるえる手でページをめくっているはずです。
そんなときもこの本さえあれば大丈夫!
とりあえず(あくまでとりあえずですが・・)ピンチを切り抜けることができるでしょう。
そして状態が落ち着いたところで、結局何が何だったのかを後でよく振り返って勉強すればいいのです。
そういう意味ではよくできています。
ワシントンマニュアルもいい本なのですが、冷静にものを考えている余裕がないときにはこっちの方がいいと思いますよ。
ただし、この本には「なぜ?」というところまでは書いてありませんから、そこのところは別途よく勉強しとかないとアホになりますのでお忘れなく。
物足りない
★★☆☆☆
手放してしまったので何版かはわかりませんが銀色の表紙の版をかつて研修医の頃、使っていました。
5年ぶりの臨床に備えて買って見ましたが、項目が増えて、それぞれはあると有り難い内容でした。
しかし具体的処方例などが少ないように思えますし、書いてある解説も限られた紙面では仕方ないのかもしれませんが、どうも物足りません。
銀色の表紙の版のほうが役立ったように思うのは私の成長か中味の劣化かどちらかわかりませんが、期待はずれでした。
実際使う薬の名前が商品名で書いてある。
★★★★★
研修医になりたての頃に一番悩んだのは、一般名で教科書に書いてあることをいちいち商品名で検索し直すことであった。
この本は商品名で記載されており研修医1,2年目が救急外来で診療するときに役に立つ。
今日、医学部の学生さんと話していておすすめのマニュアルないですか?と聞かれたのでこれを推薦しました。
推薦します
★★★★★
黒と青の印刷の色調、文字サイズ、まとまり等、適切で見やすいです。