今巻は、ブラックローズに訪れた和解と、新たな感情への想い？
先輩には告られるは、テニス部では先輩と仲直りするはで、心の支えとなる人物たちとの関係が発展！？
リアルでの進展が目を見張るが、ゲームのほうでもミストラルとの「女の・・・・が。」
とにかく、手にとって見て、その中で描かれている物語を読んでくださいませ、ませ。
口で語るには惜しい一作。

～　ゲーム「.hack//」を、ヒロイン「ブラックローズ」の視点で描くノベライズの第２弾。
今作はシステム管理者の介入からΛサーバの異変、そして現実世界への影響、という場面までの話です。

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　今作はリアル（現実）での描写も多く、サブキャラクターでは人気の高い「ミストラル」との絡みが多く描かれているあたりが見所です。ゲーム版では他のキャラクターのリアルはあまり描かれていないので、このあたりファンとしては嬉しい所です。
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　ただ物語が進むに連れ、（一応）オリジナルキャラクターである「NOVA」と「チムニ」の出番が少なくなっているのは少し残念です。

　マイナス点は、ボス戦の描写が弱い所でしょうか。
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　ゲーム版をプレイしていれば分かる事ですが、こういうゲームは性質上戦闘は単調になりがちで、描写も読んでいてつまらなく感じる部分もあります。このあたりをもう少し盛り上げてくれれば良いかと思います。
（私見ですが.hack//の小説では、「AI Buster(著:浜崎 達也)」の「ザワン・シン」イベントの戦闘描写は良かったです。）
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　あとは、挿絵に「サービスカット」的な絵が２枚ある、という事ぐらいでしょうか（笑）

　.hack//の小説には、特に本シリーズには言える事だと思いますが、先にゲーム版をプレイした方が楽しめると思います。

　ゲーム版「.hack//」のファンには是非お勧めしたい一冊です。～