長編第2巻となるこの作品では、第1巻で名前だけ出ていた天才美少女艦長、テレサ・テスタロッサ大佐(愛称テッサ)が本格的に登場します。強い精神力を持つ彼女ですが、そこはやはり16歳の少女。年相応の女の子らしさも垣間見えます。巻末ではかなめに対して大胆な宣言も!彼女の魅力が溢れた作品になっています。
さらに、テッサの部下で宗介の直属の上司にあたるカリーニン少佐が非常にかっこいいです。人間として、男として、器の大きさを感じさせます。
今回の敵は、ある思いを根拠に行動しており、加えて先に紹介した二人や宗介、かなめ、多くの人々の思いが交錯したストーリーです。