シリアス、笑い、AS講座
★★★★☆
「音程は哀しく、射程は遠く」(前・後編)
ソウスケ達も出ますが、主人公はクルツ。
ひょんな事から中学時代に慕っていた女教師と出会い、
ギターをやっていた頃の自分を思い出し、
今の自分の在り方に疑問を持つと言うもの。
色々ヘビーで物悲しく、作り話と切り捨て難い話です。
「女神の来日(温泉編)」
本能に忠実なバカ達の熱闘(バカ話)もの。
カナメ、テッサ、恭子、瑞樹、お蓮さん、マオ、
ソウスケ、オノD、信二、クルツが一緒に温泉旅行に出かけます。
綺麗どころオールスターズ結集の事態に、
クルツ達が全身全霊で鼻息を荒げます。
けれども、ソウスケとマオがいる訳で。
あとがきによると、女性ファンの不評を買ったと言う女性陣の描写は、
文庫収録に際し「加筆」しといたとの事。
他に、整備担当のブルーザーを主人公にし、
御馴染みの三人とレミングを交えたAS講座や技術屋のプライド話、
マオが教官を務めるヤンのAS実習、
ミスリル入隊以前に繰り広げられた、ソウスケVSクルツ(AS戦闘)など。
全体的に見ると、ASについての話が少なくありませんでした。
色んなキャラの活躍がいいですね。
★★★★★
ミスリル短編集ということですが、お馴染みのM9チームやテッサだけでなくエド・サックス中尉や影が薄いことで有名な(笑)ヤンくんなど本編ではあまり出番の無い人たちにもスポットが当てられているのがとてもいいですね。
表題作であるクルツ中心のシリアスから女性陣のサービスシーンたっぷりのギャグ話(笑)までバラエティに富んでます。
本編がシリアスな展開を見せつつある一方での息抜きにぴったりな一冊です。
マオ姐×クルツファンは絶対買いっス!!
★★★★★
特にマオ姐×クルツ関係が気になる方なら、絶対抑えておきたい!! クルツにまつわる悲しくもカッコイイ話になりますが、マオ姐の彼への関わり方が一番イイカンジに仕上がっているような気がします。ラブラブってなカンジじゃないっスよ。でも妙にドキります。全般的に今回はあらゆる面(笑)において、充実の内容と言えると思うっス。
ミスリルメンバーファン必見!
★★★★★
今回の短編集はクルツ、マオ達のお話がメインです。特にクルツの話は哀しい話ですが、彼の素顔や過去が垣間見れるのでおすすめです。しかし、やはりなんといってもこの本のメインストリーはTVで大人気?だった女神の来日(温泉編)です!テッサやかなめのあんな姿やこんな姿が・・・まぁ詳しくは読んでからのおたのしみですね(笑)