レ・ミゼラブル 少女コゼット 10 [DVD]
価格: ¥3,990
ヴィクトル・ユゴーの『レ・ミゼラブル』を原作に、ヒロインの少女コゼット(名塚佳織)に焦点を当てたTVアニメーション『世界名作劇場』シリーズのDVD第10弾。第37話「マリウスの誤算」貧困と病気から革命の気運が高まっていくパリの街。ジャン・バルジャン(菅原正志)はコゼットのためにイギリスへ引っ越す決意を固め、コゼットからそれを知らされたマリウス(勝杏里)は祖父(小林哲生)の許へ赴くが……。平民を侮蔑する上流階級の腐った奢りと、孫に対して素直になれない祖父の屈折した想いが、人間の複雑な心理を醸し出す。第38話「コゼットとエポニーヌ」はその名のごとく、ついにコゼットとエポニーヌ(笹本優子)が対峙する。幼い日の関係性から180度変わった二人の運命。このシリーズ、いつしか作り手がコゼットよりもエポニーヌのほうに肩入れしてきている感があるが、それが如実に顕れたシーンともいえよう。そして第39話「1832年6月5日」、第40話「革命の夜」で虐げられてきた人々の怒りが暴動、ABCの会の革命という形で具現化。まさに『レ・ミゼラブル』ならではの民衆スペクタクルが盛り上がりを見せていくが、その結末やいかに?(増當竜也)