BLという部分をのぞけば
★★★☆☆
さすが、オノナツメさんです。
日常の風景の切り取り方が、独特というか、彼女らしいというか。
ただ、残念ですが、「オノナツメ買い」をする方は、この本がBLということを
ぜひご認識ください。
わたしはその認識がなく購入したため、内容に深く入り込めませんでした。
そこだけが心残りですが、すばらしいストーリーテラーの作品ということだけは
間違いありません。
まさか
★★★★★
鼻水たらした男に萌えるとは、
思いもしませんでした。
凄すぎませんか、これって。
本当に小粋
★★★★☆
い〜い味出てます。そして、その辺のBLよか全っ然キュンときます。表題作にはもう素晴らしいの一言。カメラマンの撮った自分の写真を見る議員のシーン、じんわり泣けました。『こんな顔をして …私は眠っているのか』ですよ。この沁み入る感じ、たまらないです。 感情表現をあまり文字にせず、1コマ1コマ読み手に任せる部分が映画的な印象に繋がるんでしょうか、文字は少なくとも多彩な感情がリアルに溢れ、なかなかここまでの作品にお目にかかれる気はしませんね。 昨今のラブラブハイテンションBLの対極にあるようなスローなテンポ、モノクロームな背景色、そこに際立ってビビッドな感情で汗するインテリ、走るインテリ、食べるインテリ、そして彼らを愛しみ煽る若者達。 何度も手にとって深く読み返してしまうような味わいと、読み返すたびに愛しくなるような人々。全く、いい作品に出会えたものです。
昔のヨーロッパのオシャレな白黒映画のワンシーンみたい
★★★★★
イタリアがイメージ?ぽいですが
私はどことなくドイツぽく感じました
ともかく雰囲気が独特にあって
この作家ならではのワールドを作ってくれています
もうこうやって独自の世界を持ってる方というのは好き嫌いでもないんですよね
その世界にハマれるか?どうか?
ありきたりのBLやパターン化した所から一線をがすような感じで
「新しいものが来た!」て嬉しかったです
知的な雰囲気やオシャレな感じはありますが
根底に流れているのは意外にシンプルな「男同士の純愛」
登場人物のほとんどがゲイを自覚していて
BLにありがちな「男はお前しか好きじゃない」みたいな逃げがない
(その設定はそれはそれで好きなんですが)
そのため、どこかリアルな感じが残っていて
ゲイとかの差別意識とかなしに普通の男同士の恋愛として読める点も新鮮でした
W・カーウェイ監督「ブエノスアイレス」というゲイの映画があるけど
あれは「普通の男同士での恋愛」監督が撮ろうとして
何だか、それと同じようなスタンスを感じました
小説的なBLってあるけど、映画的BLは珍しいです
BLものとも同性愛の苦悩とも違う、リラックスした状態でゲイぽさがある
だから登場人物も半分が親父なのも納得できます
私はどちらかと言うと親父系は好みではないんですが・・・・
こういうスーツが似合うのはこの年代だなぁっと思いました
中々どうして良作です!!
絵やタッチは好みがあると思いますが・・・
可愛いBL好きな人より、ちょっと変わったものを読みたい人向きですね
やばい、良い。
★★★★★
僕は男なんですが、書店で表紙につられて購入。
読んでみたら粋も粋、いなせな男たちの恋が魅力的に書いてあって、すっかり嵌まってしまいました。
いわゆる「BL」って、少女マンガ的な絵の延長で描かれる事が多い気がしていて、なんとなく受け付けなかったんですが、bassoの描くマンガは別でした。
BoysLoveってよりMiddle-aged Loveかな?
かなりお勧めだと思います。
相方に勧めたらかなりはまってて、なんだか嗜好がBL方面に行くんじゃないかとちょっと心配なここ最近。