私の好きな作家さんの一人、大井昌和さんの4コマコミックです。
しっかりもののちぃちゃんが、料理駄目駄目なお母さんの代わりに、亡くなった父の小料理屋を切り盛りする…といってもシリアスではなく、楽しめるコミックです。

4コマ自体はなかなか面白いですが、個人的には同じ大井昌和さんの「いつもいっしょに」の方が面白いです。他の方のレビューであるように、4コマの意義がちょっと？ですが、決して面白くないわけではありません。

巻末にあるショートストーリーがお奨めです。

料理上手の板前兼小学生「ちぃちゃん」と料理ができないけど「小料理屋みずは」の女将で母親の「三葉」の日常を描いた４コマ漫画です。

ふつう４コマ漫画というと４コマ目に笑いのある落ちが付き物ですが、特に目立った落ちがないですね。
なぜ、４コマなの？出版社の都合？と思ってしまいます。

作品自体はとても面白く楽しめるので、買って損することはありません。今からでも普通の漫画としてやり直して欲しいですね。

　内容的には、１０歳のしっかり者の小学生「有坂千夏（ちいちゃん）」が、料理の出来ないだらしなくも愛嬌のある母親「有坂三葉」の面倒を見ながら居酒屋を切り盛りしていく、という感じです。
　全体的にインパクトのある笑いはありませんが、有坂親子の日常がほのぼのとしたコメディタッチで描かれているので、優しい気持ちになれる作品です。