この作者さんのものは以前からイラスト買いで小説を買っては失敗していたので、
やっとコミックが出た！！と期待感ありで購入。

短編がたくさん入っていましたが、やはり表題作が一番気に入りました。
個性的な絵柄×ストーリーで読ませるコミックが好きな方には特にオススメです。
★5個にしようか迷いましたが、デビュー作に手を加えたという表題作の完成度がとても高く、
これほどのものを描かれるのであれば、あとの数本のお話にもう少し空気感や雰囲気以外の、
ぐっとくるところがあってもよかったかなと思って、★を1個減らしました。
その空気感や透明感が好き！！という方であれば、ゆうに★5個です。
これからも楽しみ♪

まず、表紙に惹かれたのですが、開くとえ？全然違うじゃんというほど別物っぽい絵だったのですが、一番最後の話になるにつれ表紙絵に近い感じになってきます。
初期の絵は白黒であっさり、最後はトーンやら書き込みもしっかりあって画面が華やかになります。
しかし、最初３話ほどが白黒画面で目がそちらに慣れたせいか、後半よりこちらがいいと思えるようになりました。
話も全体がサラッとしていて、がっつり印象に残るようなものは特にないです。
ですが、普段濃いBLを読んでいるので、男の子達の何気ないやりとりが爽やかでよかったです。
ページ数はこの中で少ないですが兄弟モノというタイプな作品が入っていたのでこれだけでも星５です。

ここでの評価を読んで購入。
すごく評価がよく、かなり期待していたのですが、自分は面白さがよくわかりませんでした。

話は学生が大目で、イラストは少し古めのものから最近のものまで結構差があります。
まず表紙のイラストと作品の差が結構あり驚きました。
作品もあまり強い印象を受ける作品がなく、表題作のセロ・メロウは何度か読み直しましたが、それでも読んだ印象がありません。
どの話も1話完結のために短すぎるのが問題なのかもしれませんが、やはり自分の好きなタイプの作家さんではなかったのかも。

ただ、ここのレビューを見る限り、そういう人は私くらいみたいなので、あくまでこういう人もいるということで、参考にされてください。

もう連載のお話一つ読んだだけでとりこになってしまい、単行本
はまだかまだかと待ち続けていました！！

絵もきれい、話も素敵、空気感がいい！！

連載されているのも、かかさずチェックするようになりました

今まで自分は色々なBLを読んできましたけど、感動しました！！
なんだこのクオリティは！！
キュンってきます！！
例の描写があるからBLはイイってわけじゃないのですよ！！
そして全部の話がまたいいんです
田倉さんは初単行本をお出しになったばかりですが、連載のも含めて
どれも当たり外れがないのです

自分の中では今まで読んだBLの中で、田倉トヲルさんは同じルチル
新人作家の鈴倉温さんと並びベストな作家さんです！！

幻冬舎さんは本当にセンシティブな作品を描く大物さんたちをゲット
しましたね〜！！

次巻も出るの楽しみに待ってます！！
ホント、オススメです！！

表紙買いしたけど中身は全然駄目だった・・・なんて経験ありませんか？私はあるんです。
でも安心してください！この作品に限っては中身も、表紙の美しいイラスト通りの出来ばえです。
「えー、そんな上手い話あるの？」と思われるかもしれません。あるんです！そんな上手い話が！ここに！
この作家さんは以前にコミックを出していないので、私も買うときは半信半疑でした。
しかし、一ページ目を読んだ時に、それは杞憂に終わりました。
きらきらと光を放つ、珠玉の短編集。その作品一つ一つが愛おしい。

多くＢＬ作品を読んできたせいか、ここのところ同じようなＢＬのシュチュエーションばかりで少し食傷気味だったのだが、
ここに収められている作品はどれも今まで詠んだ事の無いシュチュエーションのものばかりでとても新鮮でした。
かといって、奇をてらっている訳でもない。なのに斬新。この初めて触れる初々しさは何だろう。
登場人物たちの持つ、若さ故の危うさや美しさもあいまって他の追随を許さない作品となっている。

これがデビュー作ならば、二作目以降はどのような大作が世に送り出されるのだろう。期待に胸が震える。
いやはや幻冬舎はとんでもない大型新人を発掘したものだ。