デビュー作品としては完成度が高く、登場人物の細やかな心理描写や風景を語るテクニックに
驚かされました。
リンク作「純情な恋人」よりも、私はこちらの本が好きですね。

何より、最初は攻めしか経験したコトが無い智也が、自分を捨てて去って行った春樹の弟、秋人
の優しさや実直さに惹かれて自ら体を開いていく姿が一途で可愛い。
喧嘩も強く成績も優秀な元チーマーヘッドという設定も魅力的。

普通の男女の恋愛しか知らなかった、常に顔だけは良い問題児の同性愛者な兄と比較されてきた秋人。
彼が智也に強烈に惹かれていきながらも、「兄の代わりにさせられているのでは」と
不安になりながら。それでも智也から離れられないもどかしさが伝わって来ます。
紺野けい子さんのワイルド受は初めて見ましたが、ピッタリで、理想のワイルド受智也＆
ワンコ攻秋人でしたvv

冒頭はかなりバイオレンスな雰囲気で、「あ、ニガテ系だったかも」と思いましたが、読み進めるうちにグイグイ話しに入っていけました。テンポがいいので、読みやすいです。
そして、何より智也さんが超かわいい♪普段はかっこよくて、キレイだけどヤンキーばりにとってもバイオレンス。。。でも、ラブムードが高まると超カワイイんですよ！！まさに、ツンデレちゃんですね☆秋人にいちずなのも、かわゆし♪
個人的に、ツンデレは大好き系なのですっごい楽しかったです〜。続編、出ないかな！

初めて買ったBL小説でしたが、すっごいよかったです。紺野けい子さんの絵が好きなのと評価が高かったので買ったのですが、大正解です。
お話は秋人（左側の人）目線で進んでいきます。

とにかく、智也さん（右側の人）が素敵です。不器用で健気でほんとやばいです。かわいく思えてきます。見た目はかっこいいのにね。また、このギャップがいい！！本気の恋をしたら人間こんなにもかわってしまうものなのですね。

智也さんがいった台詞でもっともキュンときたものは、「やだ、秋人。俺がんばるから、だからやだ」っていうやつ。どんな場面で言ったかは本を読んでからのお楽しみということで。
ほんと一生懸命なかんじが伝わってきて好感が持てます。

読みやすくて明るいお話です。読んだら、智也さんのとりこになってしまいますよ。

読んだ瞬間「この本を見つけられて良かった！」と感動しました。
今まで攻めだった受けが、その人の為に受けになってやるという潔さ。そして喧嘩も強く頭も良い！
体も大きくて一見こわいひと。だけど、段々覗き見えてくる可愛い所にときめきます。
とにかく「受けだって可愛いだけじゃなくて、かっこよくなきゃ！」という方におすすめ。
…あとヤンキー受けの方にもいいかも。
攻めは受けより少し背の大きい流され系面倒見良しキャラです。

受のキャラが良いです。
荒れていた経歴さえ持つ受が、恋をして攻から受に……というお話です。
攻視点なので、受の雑で不器用なかわいいアプローチをにやにやしながら楽しめます。
あと、個性的なサブキャラも楽しいですね。

ただし、攻の性格がかなり優柔不断なので、不快に思う人もいるだろうなとは思います。