多くの子どもと同じようにヘンリーは本が大好き。だけど、ヘンリーは本を読むのは好きじゃない。ヘンリーが好きなのは本を食べること。大型本に絵本に参考書…ページさえあればヘンリーはくちゃくちゃかんで、ごくんとのみこむ(特に赤いのが大好き)。しかも、食べれば食べるだけかしこくなっていく。このままいけば、世界一かしこい少年になるだろう。ところがある日、ヘンリーのおなかが痛みだす。情報がおなかのなかでごちゃ混ぜになって、消化しきれないのだ! はたしてヘンリーは口に入れることなく本を楽しむ方法を見つけることができるのか?
斬新なイラストとびっくりするようなダイカットのしかけを使って、オリバー・ジェファーはこの魅力的で風変わりな絵本で読書の喜びを楽しく紹介する。まさに食べてしまいたくなりそうな本。