兄貴ほんとに上等!
★★★★★
三人兄弟の長兄「一楽(いちろう)」は、フェロモンたれ流し、男女問わずに食いまくる超やり○ん。だのに両親がいないため、下の弟二人の世話をかいがしく焼き、特に末っ子「流生」には父親、もしくは母親以上に干渉して……という、BL的には見慣れたようなストーリー。が、さすがは初田センセ、出だしのびっくりお色気シーンでガツーーンと先制パンチ、その後も地域密着型ジゴロ(←読めばわかります)一楽さんの色気にクラクラ、流生くんのブラコンぶりにニヤニヤしちゃいます。あんな兄さんが身近にいて、なんやかんや構ってくれたら、そりゃ好きになっちゃうな〜。流生くんのちょいヤンきちぶりも、ガテン系やらヤンキーものやらが得意な初田センセらしいですよねー。 一楽さんは普段はたらしまくり、余裕こきまくりなのに、流生くんのことになると途端に熱くなるのが、キュンとします。こうなると次男にあたる剛くんはどないやねん、となるんですが、2巻で軽ーく、それをカバーするお話も出てくるので、2巻まで読みこむことをお勧めいたします。剛くんのスピンオフ、もっと見たい〜。