バトル
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アウトボクサー同士の応酬で戦いの火ぶたが切って落とされた。この時代の戦闘を特徴づける航空機による戦いである。前時代の主役である戦艦のアウトレンジから繰り出される攻撃は、時代の変化をまざまざと見せつける。みらいは両者の死闘を戦場の外から電磁波のエコーを頼りに観察している。傍観ではなく観察だ。彼らの戦いは未だ始まらないが、いずれ始まるに違いないのだから。
今回はアウトボクサー同士の戦いだったが、終盤でインファイターの戦いを暗示するフレーズがあった。果たしてテクノロジの進歩を逆行するかのごときヘビー級パンチャー同士の「どつきあい」は起こりえるのだろうか。そして草加はいかに行動を起こすのか。みらいはいかに自らの進路を定めるのか。今後の展開に興味津々である。