10曲の新曲で構成された本作にも、彼の考える“2003年の日本に必要なメッセージ”が、力強くもしやなかで、美しい響きを持つメロディの中に生き生きと描かれている。幅広い年齢層に訴えかけるパワーがみなぎっているのだ。声の存在感だけで、表現が成立する。そんなシンガーは、そう多くはないはずだ。(森 朋之)