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誰がおまえを好きだと言った (バンブー・コミックス 麗人セレクション)

価格: ¥590
カテゴリ: コミック
ブランド: 竹書房
Amazon.co.jpで確認
苦手だと思ったけど絶賛 ★★★★★
山田ユギさんが良いという評判をきき、レビューが一番多かった本作を購入。
表紙絵、表題作を読み、「これは失敗してしまったか?」と思った。
絵が苦手でした。
私は可愛らしい男性は苦手で、目がうるうるとかもだめです。
つまりこの本の大部分、苦手づくし。

星5つつけたのは「照る日曇る日」「暗いトンネルの向こう」の連作がすごく良かったから。
大人の男性と初な若者の恋(なのか?)の話。

苦しい恋を終わらせた仕事の出来るかなり年上の元上司と
恋愛に無知な新入社員の若者。
一見力関係は歴然としているようだけど、実は心が弱いのは課長の方で
新入社員くんはとても芯がしっかりした、強い男だったりする。
人は人の弱さにも惹かれていくということが、短いストーリーの中で
とてもよく描かれていました。

出てくる空間は課長の部屋、若者のアパート、ラブホテルとずっと室内で薄暗く
描かれているテーマは性愛そのもの。やっと外に出たと思うと歓楽街だし。
そのシンプルな枠の中に、不精髭でやさぐれた煙草の似合う大人の男と
肌のつやつやな純朴な若者がいて、なんでこうなったのかなと
複雑な思いが揺らめいている、そのバランスがすごく素敵。
このまま良質な映画になりそうです。

2作で綺麗にほの明るいかんじに完結しているので
もう続きを読めることもないのでしょうが、私はまた彼らに会いたいなぁ。

あとひとつ。
他の話のスーパーの店長さんの怒り顔が最高。
この話はわりと長さがあって、細かい心理描写で
だんだんと2人の距離が縮まっていくところをじっくりと読ませてくれます。
えっちシーンは汁多め ★★★☆☆
↑というのが第一印象。
可愛くてとにかく細くて薄くて、女の子と間違えられるような受けが苦手な私としては、ありがたい1冊でした。受けは間違いなく男でしたよ(笑) しかしエロに入ると男度は下降気味かなぁと感じました。もっとむさくていいんだけどな(笑)

私が一番気に入ったのは、『照る日曇る日』とその続編『暗いトンネルの向こう』の2作品。この2作品の受けはずばりオヤジ。オヤジいいですよオヤジ。大雑把で無精だけど有能で、部下を翻弄したり。しかもエロくて可愛いんですよ。おすすめです。
しかしこのオヤジ、タチもやれます。そのところ注意。

『誰がおまえを好きだと言った』年下(一途)×年上(我が侭、クール受?)。表題作。
『我が家は楽し』モテ男(バツ3、子持ち)×眼鏡受(リーマン)。お互い結婚経験あり。攻めの子どもも登場します。
『照る日曇る日』部下(眼鏡、片思い?)×上司(無精ヒゲ、経験豊富)。攻である部下と会うまでは、タチで別の男と付き合ってました。
『暗いトンネルの向こう』上作品と同じカプでその後。互いの心情が書かれている?
『靴下の穴』上司(世話焼き)×年下(バイト君、苦労人?)。
『苺の染み』上作品と同じカプでその後。
『おねがいちょっとだまってて』リーマン同士のカプ。20代半ばから後半ぐらいで、多分同輩。

全体的にスーツ率高め。リーマン好きの方にはオススメです。あとエッチシーンもエロ度高めです。受けの顔がエロいんです。
年上受け好きで、なおかつ男前受け・オヤジ受け、またはMLが好きだという茨道をすすむ同志さま方においては、やや物足りなさを感じるかもしれません。嗜好の偏ったレビューでスンマセン。
ユギワールド全開! ★★★★★
一冊で4度おいしい構成になっており、それぞれのストーリー全てが魅力的です。
「誰がお前を好きだと言った」小悪魔な昌幸と、まるで忠犬ハチ公のごとく忍耐強く待ち続ける宗次朗、読みきりでなく、連載として行く末を見守りたいカップルです。
カバー下の「誰がお前を受だと言った」「誰がお前を攻だと言った」の1pマンガも見逃せません。
サスガ高口組出身者ですね!
じらしの極意 ★★★★★
短編集というと、なんだか物足りない感が強い作品が多い中、山田さんはとてもまとめかたのうまい作家さんだと思います。しかも、一話完結ではなく、2話くらいでまとめることも多いので、十分満足できます。表題作は一話のみなのですが、兄の友人に恋をする男の子が相手の(無理難題の)要求にこたえるうちにすごくいい男に成長し、とうとう想いを遂げる?といったないようですが、その過程が結構コミカルで笑えます。山田さんの作品は短くても余韻のあるものがおおく、読後感がいいです。あまりどぎついのがお好みでない方にお奨めです。
最高の短編集です ★★★★★
もう、素敵。個人的にこの作家さんの一番好きな短編集ですね。
どの作品も恋愛の行程がきちんとしていてご都合主義じゃない。
登場人物は皆どことなく弱くてダメな部分を持っている愛するべきキャラばかりです。
強いて言えば表題作に王子様キャラは出てきますが、決して完璧な王子様で無いところがユギさんらしいです。
決してきらびやかな設定はないけれど、大人の哀愁に触れてみたい方、おススメですよ。