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俺は悪くない (花音コミックスミニ)

価格: ¥690
カテゴリ: コミック
ブランド: 芳文社
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「この『好き』が恋なのか この子供じみた執着が」 ★★★★☆

反抗期中の大学生×映画オタク(メガネ)

同じ映画サークルに所属する梶(反抗期中)と中村(メガネ)が友情と愛情の狭間で悩むステキな青春物語です。
とくに「友だちなし」「恋愛経験なし」の中村が危なっかしくてほほ笑ましくて、思わずニンマリしてしまいます。

ホ○AVに出演してる鯨井先輩とか、クマの着ぐるみで構内を闊歩する高崎先輩など、脇キャラもいい味だしてます。

そしてなにより、ここには「理想の大学生活」があります。
就職に備えてインターンとか、TOEICの勉強とか、そんなものは放っておけ。
サークルとバイト、あとは飲み。
ゴンゴン飲んで、終電逃して、一人暮らしのやつの部屋で押しかけ徹マン。

大学に合格したら、入学式までに読んでおくべき課題図書に指定したい一冊です。
はじめての… ★★★★★
生まれて初めて聞いたBLCDがこの漫画のCDでした。
コミックの方は読んだ事がなくて、ふーんって感じでずっと流していたのですが
文庫版で再販されたと言う事で読んでみたくなって購入。

こんなに深い内容だったのかと手にして改めてユギさんの作品の面白さに引き込まれたような気がしています。

CDを聞いただけでは見えてこなかったもう一つのストーリーがすごく好き。
どうして惹かれあってしまうのか、運命としか言いようのない二人の出会いは、大切な物を沢山犠牲にしても、お互いに何度も傷つけあっても、それでもやっぱり切れる事はなかったのですね。
それだけ二人はお互いの事を想いあっていて、それだけ深い絆で結ばれていたと言う事なのだろうと思うと読み終わった後、なんだか胸が痛かった。

二人の辿った道のりはたぶんこれからも平坦ではないのでしょうが、お互いが一番いい状態で、この先もいられる事を祈らずにはいられません。
部室のニオイが立ち上ってくるよう ★★★★★
 むさくるしい部室のニオイが立ち上ってくるような青春群像…ですね。
 昔高校の部室で腐った水が入ってたポットを間違ってあけちゃったコトがあったんですが、
ある種イタイそういうタイムカプセル装置な役割がこの作品の中のあのビデオテープなわけで…

恋愛沙汰に免疫がなくてグールグルしちゃってるめがね君が受け属性なのもツボです。
 彼のけなげな恋心ゆえにおきるお布団上の切ないエピソードが泣けます。
 なんちゃって大学生だった攻めが、このめがね君をラストで受け入れるシーンが、それで生きてきます。
 イヤー青春ですよ。いいですねー。映画ってホントニ。

 それぞれのキャラクターが投げられることなく、ちゃんと人生背負って立っている。
 今、このキャラはどうしてるだろう、このまた10年後は、という想像が、読者にも立つ。
 そしてユギ先生の筆致もここのあたりほんとに色っぽい。今の絵柄もいいけれど。
もう一編、直後あたりのお話が読みたいです。
 

せつなさとぬくもりと・・・わーい ★★★★★
大学のサークル活動を思い出してほのぼのしてしまう人は多かっただろう。
映画に対する愛と、人間に対する愛。
若くて、生意気で、情熱があって、単純で、おばか。
そんな青春がきちんとつづられている。
誰も彼もがせつない思いを抱いていて、人生に苦しんで、真剣であるからこの物語に出てくる登場人物は全員いじらしい。

ユギさんの作品には等身大の愛情が感じられるから次を待つのが楽しい。
書き下ろしで鯨井のその後が描かれているのはとってもうれしかったが、絵はだいぶ変わった。洗練されて都会的になった反面、線が細くなり、どこかにあった土臭さが抜けてしまったような気がする。
それが山田ユギの進化であると信じて、また次を待つことにする。
山田ユギさんにハマッタ原因の作品ですっ(^_^)笑)) ★★★★★
中村の初恋の相手は男。梶に思ぃを受け取めてもらぇるのか。嫌われてしまわなぃか。困惑する気持ちがぁるけど、止まらなぃ梶への思ぃ。そして、中村に惹かれてぃく梶。それが、とても丁寧に描かれてぃてキュンッとくる作品です。周りのキャラクターも大事にされてぃて、それぞれにちゃんとストーリーがぁりますっ。本当、皆ぃぃ味を出してますっ( ^^)Y☆恋、青春、夢と現実、すべてが上手く絡まりぁってぃて心に温かく残る作品だと思ぃますo(^-^)o