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天使なんかじゃない 完全版 4 (愛蔵版コミックス)

価格: ¥1,260
カテゴリ: コミック
ブランド: 集英社
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普通の(?)女の子だよ。 ★★★☆☆
高校生の時に読んで、感動したような記憶があり、また読み返してみた。
内容はすっかり忘れていたけれど、翠よりもマミリンがとにかくいい。
真摯で、優しくて、しっかり将来に向かっていて、成長ぶりが素晴らしかった。

翠は・・・お調子者でいいこちゃん。
悩み事の内容と言ったら晃のことだけだし、なんと言っても、
最後の、「答辞」あれは、何なんでしょうかね?
その瞬間の気持ちを伝えたかったから、白紙っていうのはわかる気がするけど、
結局は、壇上で泣いて、後輩や晃に声掛けしてもらって、
言えた言葉があれですか。生徒会副会長として、情けなっ・・・分不相応なことはするもんじゃないですね。
生徒代表としての言葉なんだから、草稿をざっと作ってみるなり、
三年間を振り返って大体まとめたり、そういうことをした上で、
瞬間の気持ちを言葉にしたって良かったんじゃないのかな。(してたのかな?)
このシーンで、私は本当にがっかりさせられたので、残念でした。

「天使なんかじゃない」(普通の女の子だよ)っていう、タイトルを考えてみると、
これは、なるほどうまいタイトルをつけたなと思いました。
進むにつれて、最初の頃の、しっかり者で明るくてっていう翠のイメージが
どんどん崩れていったし、「天使」とはちょっと言いがたい感じでした、私にとっては。
でも、神様は、こういう情けなくて幼くて独りよがりな人間をも、愛されるんだろうな。
愛すべきキャラなんだろうな、これはこれで。
大好きです ★★★★★
私は翠ちゃんが大好きです。
この物語が大好きです。

翠ちゃんみたいになりたいと
読む度思います


この頃の矢沢が一番好きですね
マミリンとタキガワマン ★★★★☆
リアルタイムで毎月りぼんを買って読んでいた小学生のときは翠に憧れ、晃みたいな彼氏がほしい!と思っていた、が。
最近読み返してマミリンとタキガワマンの二人のほうがかっこいい。『がんばって生きてる』のは圧倒的にマミリンのほうだし、晃よりも瀧川のほうが誠実だ。10年後のマミリンの話、読んでみたい。描いてくれないでしょうか?
正直… ★★☆☆☆
私はあまり好みではないです。ストーリーはともかく主人公が全く好きになれないため、読んでいて疲れます。こんなハイテンションですぐ泣いたりする人が近くにいたらかなりウザいなぁと思ってしまって…。
脇役はイイ味出してる人が多いです。が、感情の起伏が激しくお節介なタイプが苦手な方は、主人公がかなり痛く見えてしまうかと。悩んだりする事の内容も、これで高校生?と首をかしげる幼いものが多いです。
人気も評価もすごく高いので、少数派かもしれないですが…決して万人ウケではないという事でこの評価。個人的には、同著者の某大ヒット作よりいくらかマシです。
いい年して泣きましたよ。 ★★★★☆
『天使なんかじゃない 完全版』第4巻のあとがきをバンプのボーカル藤原基央というのには驚いた。第3巻は石田衣良だった。あとがきだけでも豪華である。誰でも高校時代に恋愛や友情や将来のことについて悩んだことはあるはずだ。『天ない』はその頃の記憶を呼び起こす作品である。まぁ、こんな綺麗な高校生活をおくった人は少ないと思うが・・・。現実的に考えると、作品に登場のような人物が自分の周りにいたら多分ウザイ。それは解っている。それでも、私はこの作品が結構好きだ。
高校時代だけが特別ではなく、小学校も中学校も大学も、それぞれの時間がそれぞれの人にとって特別である。ただ、高校時代というのは、周りが思っているほど子供ではなく、自分自身が思っているほど大人ではないという特殊な時期である。その特殊性を有しているからこそ、高校生活で学ぶ事は多いのだろう。人間という生物は、タキガワマンみたいに格好良くても、マミリンみたいに頭が良くても、いろいろ悩んだり迷ったりする。藤原基央が「仙人のようだ」と評した坂本将志のように、才能があり、精神的にゆとりがあるように見える人でも、やっぱり苦労している。それぞれがそれぞれの荷物を背負って生きている。人間は平等ではない。それだからこそ生きていくのは面白いし、生きることに価値があるのだ。そういう姿が描かれていた点が、この作品の価値を高めている。

まだ読んだことがない方(特に男性)は是非読んでいただきたい作品である。昔読んだことがある人も、もう一度読んでみてはいかがでしょうか?結構泣けますよ。