人間に変身できるウサギのぬいぐるみ、「むぎた」と
三白眼の人間、「てった」の恋物語の２巻目。
てったが子供の頃から一緒にいたぬいぐるみのむぎた。
大好きな気持ち、ひっついていたいと感じる思い、
ナチュラルな二人の様子に恋がしたくなっちゃいます。
自分が人間でないことを悩むむぎたの心情もすごく自然に入ってくる。

好きな人に「好き」と言いたくなる一冊。
可愛くて楽しくて、ちょっぴり切ない。
またもやましろさんの作品は大事なことを教えてくれます。

星が４つなのは、ましろさんの作品でもっと好きなものがあるから。
そっちに星を7，8個つけていいなら文句なしでこれも星5，6クラス。

ましろさんの作品は、漫画だしホモだけど、絵本を読んでいるような、何かを教えてもらっているような作品が多い。

歩けて洗濯もできて（失敗するけど）話も出来て物を考えることも出来る「変な綿」。

誰かの「大事」を考えてみたり、「悪いこと」をしたときのことだったり。
教えてもらってるんだけど、「気がついたら教えてもらってた」わけであってけして押し付けがない。
難しいことを何も考えずに読んで、いっぱい「ちいちゃな」幸せをもらえる、そんな本です。