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宇宙戦艦ヤマト (1) (MF文庫―宇宙戦艦ヤマトライブラリー)

価格: ¥620
カテゴリ: 文庫
ブランド: メディアファクトリー
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今見ると「サブッ」・・でもあじがあって素晴らしい! ★★★★★
昔より遥に情報量格段に増えた現代のSFそしてアニメのスペースオペラ作品の数々を見慣れてしまうと、この漫画の様な古い作品は知らない人が見ると「サブッ」「古っ」と思える以外の何物でもないかもしれません。
しかし、よぉ〜〜〜〜〜く読んでその世界に入れると、これが中々侮れない素晴らしい作品である事に気付くと思います。
今の漫画にはない「熱さや情熱」がありますから、少々の設定ミス?!は愛を持って見過ごしてあげましょう!!そ〜すれば、きっと古き良き時代の世界を垣間見る事が出来ると思います。
又、アニメのファースト・ヤマトは本来2クールの物語が描かれるハズでしたが、結局1クールとなってしまいました。この漫画に収録されているサイド・ストーリー等を盛り込み、2クールで今の技術を持って、再度ファースト・ヤマトをアニメ化して欲しいものであります。
ひたすら熱く、力いっぱいに描き切ったもうひとつのヤマト! ★★★★★
 ヤマトブーム当時から出版されていた「ひお・あきら」版ヤマト。その何度目かの再販が今回の文庫版のシリーズです。
 最初に「ひお・あきら」版ヤマトが登場したのは、1970年代の後半でしたが、当時中学生だった私は、ヤマトといえば、やはりスタンダードはTV版という考えがあったので、このコミックもそして、松本コミックさえ、それぞれに満足出来るものではありませんでした。
 でも、今、読むと、このひお版には、ある種の熱さ…サービス精神とでも云うんでしょうか、そういったものを感じます。
 とりあえず、ネタは全部放り込む、力の限り戦闘シーンを描く・・・出きる限りストーリー性を尊重する…!
 名作といえるでしょう。このコミック版には確実に「旅」が描かれてますから。
 少年マンガという分野の成熟過程の一環を垣間見ることもできます。
 これで、沖田艦長がもっと渋くて、ヤマトがしもぶくれでなければ、僕にとっての理想のコミック版だとすら思います(でも、それすらも味だと思える今の自分が居ます)。
 また、元々ヤマト題一作は50話弱のシリーズとして予定されていたところ、視聴率が振るわず、半分の26話に圧縮された経緯がありますが、このひお版ヤマトでは没になったプロットやキャラクターが登場しており、ヤマトという作品をより深く味わう一助になると思います。