「ドカベン　スーパースターズ編」と「新・野球狂の詩」の東京スーパースターズと札幌メッツとの日本シリーズを描いています。
　講談社と秋田書店の出版社の枠を超えた夢の企画です。水島先生は以前にも出版社の枠を超えて「大甲子園」も連載していたから今回のような企画が実現できたのでしょう。このような企画ならばもっとやって欲しいです。また、他の作家さんにもやって欲しいです。できるならば、もう作家の枠を超えてやってみても面白いのではないでしょうか。高校野球ものなら、「おはようＫジロー」の冠学園と「名門第三野球部」の桜高校の千葉県対決をやってみたり、サッカーものなら「キャプテン翼　ワールドユース編」のときの全日本ユース代表と「シュート」の全日本ユース代表なんかの対決も面白いんじゃないでしょうか。まあでもこれは、もし始めたら互いに引けなくなると思うから無理な話でしょう。
　内容的にいうと、とても面白かったと思います。特に連載中に読んでいたときは2誌続けて読んでいたので、2度楽しめました。ただ難点をつけるなら少し短かったように思います。単行本2巻くらいはやるだろうと思っていたのでちょっと残念でした。あと設定が日本シリーズ第１戦というのがイマイチだったような気がします。どうせやるんだったら３勝３敗同士の最終戦という設定のほうが盛り上がった気がします。

ついにやってきました。

ドカベン率いるスーパースターズとあの野球狂の詩でお馴染み岩田鉄五郎率いる札幌華生堂メッツが

日本シリーズでついに対戦する。



大甲子園で出たっきりご無沙汰だった岩田鉄五郎、水島先生もう忘れてるんかと思ったら

ようやく登場してくれました。



しかも今回はドカベン側からの視点のドカベンスーパースターズ編１１巻ドカベンVS野球狂の詩（少年

チャンピオンに掲載）と野球狂の詩の視点で描かれた野球狂の詩VSドカベン（週間モーニング連載）と

秋田書店と講談社と出版社の枠を超えた同時連載で話題になったものの単行本化です。



内容は日本シリーズ第一戦の激闘が描かれています。水原勇気対山田太郎、岩田鉄五郎対岩鬼正美！見所満載です。