ロストボーイ [DVD]
価格: ¥2,100
1987年発表のスリラー『ロストボーイ』は、ティーンエイジャーの観客を惹きつけることに努め、ヒットすることは予測できていた。ジョエル・シューマカー監督のほとんどの作品と同様に、スリラー映画市場のニーズに合わせた内容でありながら、一般受けする部分もあり、そしてもちろん、あちこちにクールな場面も展開されている。例えばキーファー・サザーランド。彼は『スタンド・バイ・ミー』で印象的なガキ大将を演じたが、今作ではそれを一歩進めて、存在感のある吸血鬼に扮し、若い吸血鬼たちを吸血の狂宴へと導いている。ジェイソン・パトリックは町に引越してきたばかりの新顔で、すぐに魅力的な女性(ジェイミー・ガーツ)に好かれるが、実は彼女は彼を吸血鬼仲間に引き入れようとしているだけだと判明する。この作品は話が進むにつれてどんどんバカげていき、アクション映画の型通りの結末に陥るものの、映像的には圧倒的で(素晴らしい撮影はマイケル・チャップマンによる)、むらのある脚本の中、優れた部分に見事に「噛みついた」(だじゃれをお許しを)、俳優陣は素晴らしい。(Jeff Shannon, Amazon.com)