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子供の言い分 1 (キャラコミックス)

価格: ¥1
カテゴリ: コミック
ブランド: 徳間書店
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おもしろいです ★★★★★
真弓と勇太の話。
原作読んでてもより楽しめます!!
帯刀家の苦悩 ★★★★★
すでに小説では10巻まで続いている「毎日晴天」シリーズのコミック化、第4弾。
この作品は菅野彰氏の小説も素晴らしいが、コミック化している二宮悦巳氏の力量も素晴らしい。
よく読みこまれていることをうかがわせる、構図の上手さはもちろん、
当然小説よりは短くなっている物語が、単に端折っているのではなく、

必要なシーンは丹念に、かつわかりやすく描かれている。
小説ではある種、胸が痛くなるほどの重さを背負っている、勇太と真弓のカップルが
コミック化によって、二人で居る時の明るさと可愛らしさがより前面に出て、その幸せな空気をより強く感じることができる。

物語はシリーズ中、最も若いが最も老成している勇太の、その重い過去と弱さ脆さが前面に出た、辛く長い日々の始まり部分。
そんな勇太をやるせなく想う真弓の強さとしなやかさを垣間見て、大人になっていく二人を見守るのは、花屋の龍と同じ気持ちになる。

前作までの賑やかな家族の様子が減った分、笑いを誘う部分は少ないものの、

シリアスなこの子供たちの成長を見守りつつ、
どうにも歩みの遅い大人カップル(大河×秀)と、赤裸々な会話に赤面しつつ逆ギレする明信、
そんな明信を見てられないと嘆く丈、という帯刀家の面々を見るのはやはり、嬉しく楽しいと思う1冊である。
小説から始まった「毎日晴天」だが、コミック、そしてCDと他の媒体に進化して

しかもそのすべてのクオリティが期待を裏切らないものであるということが
この原作の強さであり、上手さであると思わずにいられない。