スタイルはちょっと違うけれども、女の子だけ実写で表現する手法は寺沢武一氏の「ガンドラゴン」シリーズと同じですね。

　でもこちらはヌードエンターティンメントに徹していて実験的作品としては好感が持てる反面、原作とはかなりかけ離れた内容になってしまいました。

　オッパイだけ見たい人用の低俗雑誌と捉えられても仕方がなさそうですね・・・。

　

高校生を連想させる女の子の淫らなヌードカットの連続。ハッキリ言って有害図書以外の何物でもありません。そこを多めに見ても、クオリティと志の低いヌード写真の連続に辟易。せっかくの原作の世界観が台無しです。永井豪先生はもっと自分の作品を大事にしましょうよ。

永井豪と講談社が正式に組んだヌード写真集というのは、
思いついても普通ならやらないような異色企画だ。
個人的にモデルの人気ヌードルたちはツボだし、
菅野美穂NUDITYで有名な宮澤さんの写真もすごくキレイでエッチ。
184ページというのは普通の写真集ではありえないボリュームだ。

特に永井豪夫人撮影によるオフショットには大爆笑。
原作のコアなファンにとっては、
納得いかない部分も多いとは思うが、
本って、もともと映画とかゲームとかと比べると
予算規模がずっと少ないので、
製作サイドはかなり手間暇かけて作ったはず。
まずは一度見てみるべきです！

GOちゃん先生のファンとしては間違いなく「買い」なのですが、
コミックとヌードグラビアのコラボレーションが成功しているのかというと、
かなーり「？？？」というかんじですね、これは。
なんだかハンパなコスプレ、ハンパなアクションがだらだらと続く。
原作者、カメラマン、ヌードモデルそれぞれのネームバリューによりかかった安易な内容。

おちゃらけていて学園で生徒がおしおきされるという原作の美味しい設定を生かしてない。
こういうのは思いっきり真面目にやんなきゃダメなんですよ！
肝心のけっこう仮面のマスクの出来がおそまつだし、
けっこう仮面の象徴たる「おっぴろげジャンプ」がないのも痛い。

しかも「戦隊」と銘打って5人のモデルが揃うカットもない。
そしてトドメ、最後に挿入される先生のマンガにがっくり。
その弛緩した展開が全編を象徴している気がしました。