悲しいくらい脆くて長い橋
価格: ¥3,000
『悲しいくらい脆くて長い橋』というタイトルは、人生そのもの、または人が生きていくなかで出会うさまざまな関係――親子、恋人、夫婦、友人――をはっきりと映し出している。いつまでも続く精神的葛藤をふまえ、自分の生きる道を示そうとした「火の鳥」、自らの人生を振り返り、現状を嘆きながらも、それでも前に向かって進もうとする男の感情を描いた「どこかで誰かが泣いている」。ここには、人生の半ばを過ぎ、さまざまな体験をした人間でないと生み出すことのできない、深みのある歌が並んでいる。こういうのを、大人のためのロックと言うのだろう。(森 朋之)