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秒速5センチメートル 通常版 [DVD]

価格: ¥4,104
カテゴリ: DVD
ブランド: コミックスウェーブ
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静謐で淡くささやきかけるような映像。大事な思い出をのぞき込むかのような、ささやかな世界。東京ローカルを舞台に、一組の少女と少年の初恋と、その顛末を3つの短編で描く。極めて少人数でアニメを制作する、新海誠監督の3作目となるフルデジタル作品だ。
過去にとらわれた少年は、少女と離れることで未来へ進むべき足を止めてしまう。記憶に根差す個人の時間(カイロス)と、絶対的に流れる世界の時間(クロノス)の差異の美しさと痛々しさが深い。主題歌の「One more time, One more chance」は山崎まさよしが1997年に発表した曲だが、名曲は時を超え、色あせないことを証明している。情熱的に何度も繰り返されるサビの果てにたどりつく結末を、ほろ苦いハッピーエンドと取るか、鬱なバッドエンドと取るか……。ちなみに、新海監督が制作したPV「One more time, One more chance『秒速5センチメートル』Special Edition」では、アニメ本編と対にあたる映像となっている。あわせて観るとさらに作品が深く楽しめるはず。(志田英邦)
幼くまっすぐなゆえにすれ違う心,結ばれぬ恋 ★★★★★
鉄道を中心に美しく情緒のある情景をバックに描かれる
まっすぐな愛とすれ違い,誠実な故の思い違い.
忘れられないなら,心から大切にしたいと思っているなら,
誠実に迷うのではなく,捨て身で奪い切るべきだった.
女は完全など望んではいない.二人の生活を始めるべきだった.
しかし男が強くなれないまま本心を紛らわし,世間の荒波に揉まれている間に時は過ぎ,
女は現実的な選択をする.
誰もが経験する,理想を求め続ける男とリアルな女の選択.
永遠のテーマですね.
ほとんど忘れかけていた幼く純真だった恋心を,まるで当時に帰ったように引きずり出され,泣けました.
誠実な男なら誰もが同じような感想を持つのではないでしょうか.
ラストシーンで現実を思い知らされた男は,初めて微笑みます.ようやく美しい思い出に別れを告げ,
新しい生活に立ち向かう大人になったように思えます.

理想を持ち,現実を知り,幾度も傷つき,乗り越えて,簡単には折れない成熟した男になる.
胸をえぐる生々しいストーリーに加え,映像としても見応えのある,とてもよい作品に仕上がっています.

私のような中年は将来のボケ防止のためにも永久保存しておこうと思った次第です.

(以下読まなくてもイイです.)
 蛇足としては,
3月中旬以降の栃木で窓が凍るほどの寒波はない.
冬の納屋は寒すぎて毛布ではとても過ごせない.
サーフボードは波の傾斜がなくなればすぐに減速して不安定になり,立ってなどいられない.
 以上はすばらしい作品の評価を下げるほどのものではありませんが,
新海さんにはリアリティーを追求して,更によい作品を作って頂きたいと思います.
村上春樹が苦手な人には無理 ★★★☆☆
恐らく遺伝子レベルで好き嫌いが別れる作品だと思います。
共感できる部分は多々ありましたが、釈然としないstoryでした。
個人的には視聴後に何が心に残るのか、学べたか、うけとれたかが映画の一番重要な所だと思いますが、女々しい部分しか残りませんでした。
これって誰しもが通る道?男子限定。 ★★★☆☆
一人の男の子が成長する過程の中で、自分と理想との距離を縮めたくて、思いっきり手を伸ばしたくても、思うようには出来ないという、ごく普通の状況を上手く描いています。

 とても当たり前のことですが、人の捉え方によって、自分の中にある消化すべき想いをどうするかは人の数だけあります。
ですから、この作品が答えではないですが、心に響くものが何故あるのかはどこか美化することで酔いしれたい気持ちを持ち続けなければ生きていけない人間の弱さがあるように思います。

最後に・・・みんな結婚して、子どもが出来て、幸せもしくはそうでない生活を送るんですよね。当然に。あ〜自分に重なるなぁ。時間が止まるといいことないからねぇ。
弱い男だ… ★★★★★
そして女々しい主人公。なのに、こんなに心の奥深くが荒らされるのは、向き合わないようにしてきた自分の本当の姿を晒されてしまったからなのだろうか。初恋の女性が忘れられない遠野貴樹は深く静かに彼女を心に住まわせ、結果誰をも愛さない人間になり知らず人を傷つけていく。いや、知っていてもあえてなにもせずに客観的に人を傷つける自分を見つめているだけなのかもしれない。そう、貴樹は目の前で何かが壊れていくのをあきらめの底で見つめているだけなのだ。たった一度、行動を起こし抱きしめた初恋の相手とも、去るものは日々に疎しのままに離れてしまう。本当に離したくないならいくらでもそうできるのに。そして彼女をトラウマとしたまま、出す宛てのないメールを打ち続ける。冷静な眼で見れば悲劇のヒーロー気取りのナルシストだ。
でも僕らの中には貴樹がいる。男なら彼の要素は少なからず持っている。女々しいという言葉は男のための言葉だ。だから貴樹に共鳴する。
十分認識しているなさねばならぬことを、けれどそのまま実行できている人間は少ないであろう。それは負い目として心の深い場所に積もっていく。そしてこの物語は否応なしにその深みを浅瀬に浮かべてしまう。この物語に思う事は自分に思う事だ。うまくいかなかった事のほうが多い自分の来し方に思う事だ。だから哀しくて愛しい。

音楽も映像も忘れられがたいこの作品と、出会えた縁に感謝します。
感想を一言でいうと「はぁ?で?」 ★★☆☆☆
見終わった後に、これは上映事故にならなかったのだろうかと本気で思いました…。 ありきたりというか、誰にでもありそうな内容で、ただフューチャリングすればいいってもんじゃないような…。特に二話と三話。 私は最近のフューチャリングだけの歌も理解できないので、そういうのが好きな人はいいんじゃないでしょうか。