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トキワ荘実録―手塚治虫と漫画家たちの青春 (小学館文庫)

価格: ¥500
カテゴリ: 文庫
ブランド: 小学館
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丸山 昭 ★★★★☆
トキワ荘のエピソードは多く知りたい。でも、高尚な評論は読みたくない。でも値段が手ごろなので買ってみた所、丸山昭氏というのは、当時、手塚治虫などの担当編集者だったのだ。手塚の描いてる部屋で、何人ものコワモテの編集者がつきっきりになっている絵がよく出てくるが、丸山氏はその一人だったのだ。今までは、だいたいが漫画家側のエッセイが多かったが、この本は、編集者の視点で書かれている。いかに手塚治虫を缶詰にするかとか、他社より早く原稿をあげさせるか、手塚の居場所を探すために捜査したり張り込みしたりなど、まるで、刑事ドラマのようなエピソードも多く、興味は尽きない。編集者側のあの手この手が赤裸々に書かれているという点では、貴重な1冊であると思う。
貴重な資料 ★★★★☆
”全員童貞くさい”で有名なトキワ荘ですが
赤塚氏には彼女が居たことが
本書で明らかに(゜∀゜)
巨匠達の青春時代を暖かく、冷静にみつめた本 ★★★★☆
トキワ荘は、手塚治虫が住み、彼を慕って漫画家の卵たちが集まってきた伝説的なアパートである。その集まってきた漫画家たちが凄い顔ぶれで、石森章太郎、赤塚不二夫、藤子不二雄などがいる。当然、伝説的なエピソードが満載で面白い。著者は、当時出版社にいて後の巨匠達を暖かくまた冷静にみつめていた人である。それにしても何故、これだけの才能が一堂に会したのか?運命と言わざるを得ないか。彼らは現代文化の創造者たちであり、今の日本の一面をつくった人たちといえる。彼らの若かりし頃の楽しく、ほろ苦いエピソードがとてもいい。