第2巻 檻の中の眠り
★★★★★
1968年(昭和43年11月)小学館『ビックコミック』誌に連載されてから、人気の衰えをしらないモンスターアニメです。内容も世界的な事件や紛争、それに政治問題などを現実に沿って、とてもリアルに書き下しているところが子供だけではなく、大人になっ
ても読みたくなってくる。登場人物も実在する大物を取り上げている。また、CIA,FBI,KGBはじめ国際的諜報機関や、それに対抗するテロ組織、麻薬組織、それに実在する世界的な大企業などを絡めるストーリーはイヤでも夢中にさせられる。
ゴルゴ13のモデルはなんと高倉健さんなんです。どうりで似ていると思った。
このリイド社から刊行されている『ゴルゴ13』は、シリーズ単行本として2007年9月現在で146巻を数え上げている長寿本です。読みきりですので別に一巻から読まなくても差しつかえない。
通常はデューク・東郷と名乗っているのに国籍不詳はわかるが、どう考えても日系人なのに、それもあやふやにしているところがおかしいが、彼もまた犯罪者なのでヒーローと呼ぶのにも相応しくない。それでも、世界はゴルゴ13を必要としているところが素直に憎いし、ビジネスとしてのスナイパーがいい商売に見えてならない。