教育分野におけるコーチングの新しい可能性を予感!
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教壇に立つ仕事をしていると、日々、児童の問題の行動にふれます。
宿題をやらない子、
隣の席の女の子にチャチャをいれる腕白坊主
勉強はよくできるけれど決して私たち教師に心を許さない子
そんな子ども達に接しながら、
その解決策の一つとして教育分野におけるコーチングの手法をこれまで私なりに勉強してきました。
でも、どこか腑に落ちない点がありました。
コーチング的な手法は、単に子どもを甘やかしているだけなのではないかと…。
この本を読んで、良かったのはアドラー心理学をもとに
児童心理の謎を解き明かし、今後の子ども達との接し方に大きなヒントを
与える論理的基盤をしっかり提供してくれたことです。
そして、もう一つ。読みながら、二人の著者の方の教育にかける情熱のようなものが
伝わってきたのが、とてもうれしかった。
指導とは何か?
教育分野でのコーチング的視点とは何か?
指導とコーチングという2つの視点をどうミックスするか?
そんなことに悩んでいる先生には特におススメしたい1冊です。