やはり、この漫画が井上氏の作品の中では一番だ。

"バガボンド"は、個人的にはもう少しいって欲しかった面がある。
正直、同誌連載の"蒼天航路"のほうがバガボンドより絵に勢いがあり、上手いと思ったし、三国志と曹操万歳の陰に隠れた「為政」に突っ込んだ内容も、井上氏が描く武蔵の生きざまよりも俗っぽい現代人の思考に即しつつも本質を得ていて、魅力的だった。
過大評価とは言わないが、バガボンドはちょっと賛美されすぎかな。

それに比べれば"スラムダンク"の屹立感は見事である。
この漫画は少年漫画として老若男女万人を引き寄せ、ドラゴンボールのように他の干渉を受けないクラシックな名作の一つとなっている。
この爽快感、最高。

中学生の頃、初めて大人買いして揃えた漫画。

巻を追うにつれての、作者の絵柄の上達ぶりもさながら
井上雄彦の最高傑作だと思う。

累計一億部を超えるメガヒットシリーズの第一巻です
もはや説明不要かもしれませんが
中学時代に振られ続けた不良桜木花道がバスケットを通じて成長していくストーリです
この作品に影響され実際にバスケ部に入部した人は数知れず、というようにバスケって楽しそう！
と感じることができる作品です

では、この第一巻なぜ評価☆４なのかというと
・作画にやや難あり
・方向性が学園ラブコメをメインに据え、バスケはあくまでサブという印象を受けた

以上の二点により☆４つにしました
特に方向性では、作者も迷っているのでは？と感じました
おそらく、当時バスケ漫画のヒット作は皆無といっていい状況と
熱血スポ根から爽やか青春ラブコメであだち充さんのタッチがヒットさせ
王道としての地位を確立させていたことが背景にあったと思います

しかし、この巻で迷いながらも井上さんは以降バスケを主軸として物語を展開していきます
そして、多くのファンを魅了し一大ムーブメントを巻き起こします
故に一巻だけにスポットを当てると☆４つの出来ですが
伝説の始まりの一冊と考えると☆５相当であり、未だに中高生に読まれているらしいですが
読んだことのない方は是非一読してほしい作品です

最高のバスケットマンガです。これまでたくさんの読者に愛されて、今なおこの瞬間も新たなスラダンを愛する読者が生まれてるんだろうな…。連載当時は登場人物の放つ言葉が流行りました。桜木君の天才・桜木とか、流川君のどあほうとか。試合のシーンは読者も試合を観戦しているかの様な気分にさせてくれる展開で素晴らしいです。湘北バスケ部のチームワークさも感動的で、時に面白い。当時、登場人物でやはり流川君は人気でした。私は個人的に三井君でしたけど。とにもかくにも男女問わす読める作品です。

井上雄彦さんの原点ともいうべき作品。
画は荒いけどバスケに対する情熱はこの頃から熱い！
あの頃、少年ジャンプには「ドラゴンボール」「幽☆遊☆白書」「ろくでなしBLUES」などが連載されていたが、「ドラゴンボール」にやや飽きてきたところもあり、「ろくでなしBLUES」とは一味違った不良がらみの本格バスケ漫画「スラムダンク」が連載開始と同時に支持され、以後最終話まで圧倒的な存在感を示し続けた。
間違いなく少年漫画の最高傑作の１つでしょう。