エイス・オブ・ベイスやカルチャー・ビートのミックスエンジニアとして知られるGEOと、女性ヴォーカルのティナ・ハリスによって結成されたスウィートボックス。デビューアルバム『スウィートボックス』（1998年3月発売）から「エヴリシング・イズ・ゴナ・ビー・オールライト」が大ブレイクし、2代目女性ヴォーカルのジェイドを迎えた前作『クラシファイド』（2001年2月発売）もヒーリングムーヴメントのフォローウィンドを受けて「ロンリー」がヒットを記録。待望の3rdアルバムは、ミッドビートにせつないクラシック楽曲を融合した<1>、オペラ歌劇がメロウなムードを生み出すミディアムナンバー<2>（1stカット）、アコースティックギターでしっとり歌うウィリー・ネルソンのカヴァー<13>（日本盤ボーナストラック）など、ヒーリング系のクールなナンバー満載だ。（速藤年正）