本のタイトルには惹かれたんだけどな～
もっと実例から理想と現実のギャップをみせてもらえると思ったんだけど、期待はずれで残念でした。
散々論じられてきたＮＰＯを集めただけ。
本書は論文に加筆したものらしいがまさしく論文。しかも論文の悪い要素を抜き出しただけ。2,3の実例と各論集めただけでただの羅列。各論に関する著者の見解などが聞きたかったんだけど。
中途半端に読みやすくしてあるんで内容が薄っぺらい。この本はどういう人が読めば良いのかまったく不明。この本の目的は？

例えば、古着を捨てようと思ったとき、被災地に寄付すれば喜ばれるし、良いことをしたと思いがちだが、相手方の気持ちを考えず、押し付けになっていることもあるという事は、これからのボランテイアそのものを考えていく、きわめて大事な提言ではないだろうか。書名にあるように、幻想と現実の狭間を学べる著作である。