Director's Cut
価格: ¥2,520
前作の『Physical Fiction』はノン・ビートでノイズ中心のアヴァンギャルドな作品だったが、今回はそれとは対照的な、ポップでカラフルな音になった。久しぶりにダンス・ビートの躍動感を取り戻し、リズムもドラムン・ベースや変則的ブレイク・ビーツ、ピアノの多重録音だけでグルーヴを表している曲など、多彩なアプローチで独自のビート感を追求。また、本人の手弾きによるピアノやシンセサイザーのブライトな音色が多く、全体をポジティヴでファンタスティックなムードで貫いている。オオエのポップな資質が全面的に発揮された会心作だ。(小山守)